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宿に着く

そうなんです。とても気持ち悪くてどうしたらいいのかなってずっと考えてました。

母に言うか迷いました…私は

母「まぁ、ここHPで見たときより綺麗じゃない?素敵ねぇ…」

「ほんとキラキラしてて素敵!」



そう。私は黙ることにしました。

あれは間違いだったんじゃないか、本当に芋虫がいたんじゃないかって…

言える環境じゃなかったのもそうですね。

私の父は病気で私が三歳の頃に亡くなりました。

それからは女手ひとつで私たちを育ててくれたんです。

シングルマザーですが家は貧乏じゃなかったんです。父は生前しっかり貯金してたようです。倹約家って言いますかね、はい。

とても感謝しています。

貯金があるから働かなくても良いっていうのでは無くて母は毎日夜遅くまで働きに出ています。

今回の旅行は母の希望でした。

疲れているからエステとか行けばいいのに…って思いました。なんせまだ私も兄も運転できないので母が運転することになるので。



私は小4で兄は高2です。

今は2月です。兄はとても頭が良く、県内の進学校に通っています。

もちろん大学進学するらしく今は完全に受験モードです。

こんな状況で言えるはずがありません。

きっと母も幻滅するでしょうし、もしもこれで受験が失敗になったら嫌ですから。

辛くても少し我慢すれば済むことです…


兄「海音!母さん!ここで写真撮らない?」

普通に話しかけてきました

母「あら!いいわね!撮りましょう!」

「…うん!」

気づかれてはいけない…楽しい旅行なのに…

パシャッ✴️

母「ちょっと海音表情固いじゃないの笑、昔っから写真となるといつもそうなんだから」

「そーかな笑」

いきなりあんなことされて笑顔になれるわけないじゃん。

兄「まあまあ笑、ぎこちないけど素敵な写真じゃないか」

「そうそう!」

母「まあ、そうね、今日は満喫したし~夢のような1日だったわ、一生の宝物ね」

兄「温泉楽しみだな~」

「疲れとろうー!」

母がチェックインをしているとき

兄はニタニタとした目で私の顔を見ていました…こんな顔だったっけ…なんだか怖い…

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