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秋。
文化祭の準備が始まった。
クラスでは出し物について話し合いが進み、マナは実行委員として忙しく動いていた。
「ライ、これ手伝って!」
「分かった」
「ありがとう!」
二人で作業をしていると、クラスメイトが言った。
「二人って本当に仲いいよね」
「家でも一緒なんやろ?」
「うん」
マナが答える。
ライは少しだけ複雑な気持ちになった。
文化祭当日。
マナはクラスの中心で忙しく動いていた。
ライはそんな姿を見ながら、自分の気持ちを改めて確認する。
やっぱり好きだ。
この気持ちは消えない。
そして、文化祭が終わった夕方。
校舎裏で二人きりになった。
「疲れたな」
マナが笑う。
「うん」
「でも楽しかった」
「俺も」
「ライ」
「ん?」
「最近さ」
マナが少しだけ真剣な顔をした。
「俺ら、前より仲良くなったよな」
「……うん」
「でも、なんかライが時々俺を見る目、変な感じする」
心臓が跳ねる。
「……そう?」
「うん」
ライは答えられなかった。
するとマナが小さく笑う。
「俺、嫌じゃないで」
「……え?」
「ライに見られるの」
その言葉に、ライは何も言えなくなる。
「……マナ」
「ん?」
「俺……」
言葉が出ない。
まだ言えない。
けれど。
「大切に思ってる」
それだけは伝えた。
マナは少し驚いたあと、優しく笑った。
「俺もやで」
その日、二人の距離は少しだけ縮まった。
ナギサノサナギ
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コメント
1件
第7話読んだわ〜!文化祭の準備と本番の流れが自然で、マナが忙しそうに動いてる姿が目に浮かんだ。で、終わった後の校舎裏のシーン、めっちゃ良かった。ライが「大切に思ってる」って伝えるところ、胸がぎゅっとなった。マナの「嫌じゃないで」も優しくて、距離がちょっと縮まった感じがじんわり来た。しろまるさん、この二人の空気感すごく好きです🔥