テラーノベル
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冬。
クリスマスが近づいていた。
学校ではイベントの話で盛り上がっている。
ある日、星導がライに言った。
「そろそろ言う?」
「……うん」
「決めたんだ」
「うん」
ライはもう逃げないと決めていた。
自分の気持ちを伝える。
結果がどうなっても。
その夜。
二人で帰宅したあと、ライはマナに声をかけた。
「マナ」
「ん?」
「少し話したい」
「分かった」
二人でリビングに座る。
「俺……ずっと考えてた」
マナは黙って聞いている。
「俺、マナのことが好き」
マナの目が大きくなる。
「家族としてじゃなくて……一人の人として」
沈黙。
ライは拳を握った。
「兄弟だからって、ずっとこの気持ちを否定してた。でも、血が繋がってるわけじゃない。それでも家族になったことは変わらないから、簡単なことじゃないって分かってる」
「……」
「だから、答えを急がせたいわけじゃない」
マナはしばらく黙っていた。
やがて。
「ライ」
「うん」
「俺も」
「……え?」
「俺もライのこと、好きや」
ライは言葉を失った。
「いつからか分からん。でも、ライが他の人と話してるとちょっと嫌やったし、避けられたときはめちゃくちゃ寂しかった」
マナは少し照れたように笑った。
「だから、たぶん同じ」
ライの目が潤む。
「……本当に?」
「ほんま」
二人はしばらく顔を見合わせた。
「じゃあ……」
「うん」
「俺たち、付き合う?」
マナは笑った。
「うん」
その返事を聞いて、ライも笑った。
二人の関係が、家族から少しだけ変わった瞬間だった。
コメント
1件
ああ~~!きたこれ!!待ってた展開!!思わず声出たわ🔥 ライがずっと悩んでた想い、ついに伝えたね…「結果がどうなっても」って覚悟決めてるのがもうね、グッと来た。しかもマナも同じ気持ちだったってオチ、“避けられて寂しかった”って方言混じりで照れ笑いするところが可愛すぎるだろ! 「家族から少しだけ変わった」っていう締め方、すごく好き。無理にドラマチックにしないで、静かに温かい空気で終わらせたのがしろまるさんらしいなって思ったよ。続きが気になる〜!
ナギサノサナギ
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