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「ハァ、まぁたこれだよ」
夕飯の支度中、私の目の前にはぶっ壊れた電子レンジが「ビビビプシュー」といった誰しもが腹立つ音ともに煙を上げていた。私は愚痴を言うために後輩の瀬羽菜月くんに電話をかけた。
「もしもーし?瀬羽くん?ちょっと聞いてよ!電子レンジぶっ壊れてさあ、これだから消耗品は…去年買ったばっかりなのにぃぃ、」
「先輩らしいですね笑直らなさそうなんですか?」
「無理無理、煙上がってる」
「早く捨ててきてください笑笑」
「ええええだるぅまあ捨ててきますそれでなんだけどさぁ……」などと言いながら色々話し始めた。
ん”ん”遅くなって申し訳ない、自己紹介をしようじゃないか。そろそろ女の子らしく行こうと思う…
ア゙ア゙ア゙ア゙私は山野田早桜よ❤刑事をやっているわ❤あれなんか違うな、もっと自然体に、
私の名前はキム・サムスンぁぁぁあミスった変換ミスだこれじゃない、!そして私はキム・サムスンでも無いこれだけは間違えないでくれ(
さぁおふざけもここまでだ、私の名前は山野田早桜。現在20wじゃありませんなんじゃこのキーボードぉぉおおおおぶッ飛ばしていいかぁぁあ
もう打つのはやめた、音声入力にした(っ’-‘)╮=͟͟͞͞🔪
さて改めて、もう何回も言ってるからわかると思うがここから読んだ人のために(そんな人いないと思うが)最後のチャンスだ。私の名前は山野田早桜。現在26、20wじゃないぞ例の電子レンジじゃあるまい、26歳の日本国刑事である。
刑事はどんな仕事かって?なぁに大したことないさぁ(嬉)
日々命綱なしで崖を登って散ってくもんだよ^^
おすすめはできないかな^^ おん^^
「なんだよもうこんな電子レンジ捨ててやるわぁぁぁぁ!!さぁてと、クリーンセンター持っていきますかぁ」と呟き私は電子レンジを担いで家を出た。うちのマンションにはエレベーターがない。階段のみだ。なのに9階建て。ふざけてんのかぶっころs((((((9階建てなのにエレベーターがない……鬼畜!!!!さぁここで問題、デーデン! 私が住んでいるのは何階でしょうか!
ピンポンピンポーン!もしくはブブーッ正解は9階でしたァ最上階でぇす✌️誰かお墓用意しといてねよろしく✌(´>ω<`)✌
まあそんなことはどうでもいいとして。
私は家を出て突き当たりの階段を駆け下りていた。しかし、6階ぐらいに来た時だろうか。疲労のせいかめまいがした。
「フラッ ゥーーーーーーんお危なぁぁぁぁぁぁぁあ!?!?」ギリギリセーフかと思いきや私は足を滑らせて階段から落ちて言ってしまった。そこから私の記憶は無い。どうやら用意してもらったお墓が本当に使う時が来たようだ。
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「ん、、?ん”ん”ア゙、ココ、ドコ」目を開けると真っ白な天井が見えたパッと起き上がり周りを見渡したら病院だとわかった。
「たくや!!よかったぁぁぁぁ」声のする方を振り向くとそこには見知らぬ女性が泣いていた。
え誰っ!?マジ誰!?私に妻なんぞおりません!ましてや夫、彼氏すらいません!!!!
「あ、あの、ど、どどどちら様で、?」あれ、?なんか声イケボじゃね!?!?そう思って窓を見るとそこそこガタイの良いイケメンの男の人が映っていた。動きも今の私と同じ……てことは
(見ず知らずの人と入れ替わったァァァ!?!?)
そう考えると全て筋が通る。知らない人に心配され、声もイケボ、要するに男だな、男になっていた。……悪くないかも。
「ど、どちら様ってwww今は冗談言う時じゃないのぉー!こっちは本気で心配したんだからね!!熱あるのに無理して仕事行って、帰ってきたら早々フラフラで、ぶっ倒れて頭打つとかさー 」まあ簡潔に言うと主さんはぶっ倒れたらしい。まあ、素直に覚えてないと言うしかないか、
「あの、ほんとに申し訳ないんですけど、記憶になくて、ごめんなさい、」私がそう言うと女性の顔が真っ白になった。
「嘘でしょ、!?覚えてないの、?私は阿野詩織!!今18歳であなたの彼女!!今付き合って4年目です!!!ほんとにわかんないわけ!?ちょ、ナースコール(泣)」詩織ちゃんは泣いていた。そりゃそうだ。
しばらくした後に看護師と医者がやってきた。
「おぉ!たくや先生目を覚ましたんですね。5日間も寝たきりだったのでどうなる事かと……よかったよかった」と医者が呟いた。…スゥゥゥ言いわけねぇだろバァァァァカこっちは大問題だぞ全く知らん人と入れ替わってよおおおおお!???えてか先生って何。え、まさか同僚…なぁんてことはないないないない…ないであってくれ。
「身城さん!起きたのは良かったけど記憶が無いみたいなんです!どうしたらいいんですか…(泣)」詩織はガチめに落ち込んでいた。医者がまた話し始めた。
「はっ!?まさか…打ちどころが悪かったか…詩織さん、先生の記憶はもう戻ることは多分、、、その代わりあなたが新しい記憶を作ってあげてくださいそうすれば2人とも幸せな気持ちになれるはずです。信じてがんばりましょう。僕も先生は医者として尊敬の方でした。僕もとても悲しいですよ、でも切りかえていきましょう」あ、私医者なんだ。おう、医者じゃないか。イケメンで医者とか、
詩織ちゃん、恵まれてるなぁ。私には彼氏いないし?それっぽい雰囲気を出した男にも出会ったことないっす。
てかこいつ励ますの下手。もっとあるだろぉぉぉ
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん😭」……こんなところに申し訳ないが………えなんか展開早くない?こんなとんとんで記憶喪失とか決まるわけ?なんか悲しいんですけど。まあ事実だけどね?うん。といいか記憶失ったとかじゃなくて入れ替わってますから!!
この詩織って子にも、もう詩織って言っていいか、詩織のためにも元演劇部ガチ勢の私が付き合ってあげよう。私で悪かったな。許してくれ。
「詩織、さん?いや、俺の彼女なら……し、詩織。俺は今、分からない。ごめん、いやその代わりまた一緒に思い出を作ってほしい。改めてお願いするよ、俺と付き合ってください。」私は何をしている、いやさせられているんだろうか。
「はい、お願いします///」あぁぁぁ照れないでくれ罪悪感が半端ない。
こうして私の第2の人生が始まってしまった。
ー𝕋𝕠 𝕓𝕖 𝕔𝕠𝕟𝕥𝕚𝕟𝕦𝕖𝕕ー