【背後の君と永遠を生きる】
※オリキャラの小湊奏も出まーす
※本家様にはない流れです
※通報しないください、
※苦手な人はスクロールしてください
※主要キャラとの関わりあり
最近やたらと寝つきが悪い…いつも夜になると、誰かに手首を掴まれた気がしたり、
耳元で小さく囁くように子守歌が聴こえてくることがある
さらにその声は、今は亡き兄 小湊圭一にそっくりなのだ…
小湊奏「なんだよ…兄さんに呪われでもしたのかな…」
一時期はお祓いにでも行こうかとも考えたが、そのたびに様々な妨害がはいり結局祓えず終いだ…
そんなある日だった、我妻さんに頼まれ本部近辺の半グレの買収へ向かって帰っていた
小湊奏「もう疲れた…帰って早くお風呂に…」
*その時だった、僕の背後からあの囁きの声が聞こえた____*
「____憂鬱そうな表情だね、」
思わずはっとなり、振り返ると同時に抱きしめられる
小湊奏「兄、さん…!…」
小湊圭一「久しぶりだね、奏。ちょっと背が伸びたんじゃない?」
そういい笑顔で僕の顔を覗き込むのは、最後に出会った時から変わりのない、兄の姿
困惑した僕の頬を、優しく撫でる右手の温もり…それはまるで、子猫を抱いた時のような温もり、
小湊圭一「どうしたの?そんな驚いた顔をして、」
小湊奏「え、いや、驚いてなんか…」
僕から離れると、ふわふわとした足取りで僕の周りをうろうろし始める
夢でも見ているのではないかも思い、自分の頬を思いっきり叩く、
小湊奏「痛い……」
案の定、痛みはあった。だがこれを現実と認識するよは難しい
だって、兄さんはあの時…っ
そう考えて顔を顰める、すると横から兄がひょっこりと覗き込んできた
小湊圭一「奏ぇ、顔色悪いよ?大丈夫?」
その言葉に、僕はどこか安心してしまう
そして今度は僕から、兄を力いっぱい抱きしめた
小湊圭一「うわっ、本当に大丈夫?って…何で震えてるの?」
小湊奏「何でもない、何でもないよッ、ただ今はッこうさせて…」
もういっそ、これが夢でも構わないからと
もしここが、あの世だとしても構わないと、そう思ってしまう自分がいる
それでもいい、兄さんをこうして抱きしめていられるならあの世だろうが地獄だろうがどうでもいい…
そう考えていた時だった、
兄がまるで、子どもをあやすように背を摩りながら,ゆっくりと僕の離れた
腕に伝わり、残った温もりがどんどん消えていく、それはまるで兄を表しているようで
苦しく、どうしようもない気持ちにさせた
そして兄が僕の左腕を自分の頬に近づけながら、ポツリポツリと話しだす
小湊圭一「寂しいなぁ、まだ君達と一緒に居たいなぁ、もう一度だけ、“家族”みんなで笑いたいよ、」
その言葉が、どうしようもない悲しみに満たされていることは、その声を聞けば分かった
兄は話を続けた、
小湊圭一「僕にも左手があったらなぁ、そしたら剣を握ることも、人を殺すこともなかった……4人であの家に帰りたいなぁ、
なぁんて、弱音ばっかり云ってても、君達に重荷を背負わせちゃうしこれ以上は言えないね、だって僕、“お兄さん”だもん…」
その時、兄さんは笑った。あの頃のような優しい穏やかな笑顔だった
そして最後に、僕の耳元でこう云った
小湊圭一「不安時は、僕のこと呼んで…いつでもそばにいるから…あんまり早くこっちにきたら、僕が斬っちゃうんだから。笑」
視界がだんだんとぼんやりとし始めてくる…、意識が途切れていく感覚____
小 湊 圭 一 「 ま た ね … 」
目が覚めると、僕は部屋にいた
不思議に思っていた時、隣にある異物感に気づいた
気になったことがあり、ベットの左脇を見る…
小湊奏「!…これって…」
それは刀だった、それも兄の使っていたものと似たものだった…
小湊奏「…本当に側にいるよ…はは、」
*・゜゚・*:.。..。.:*・’END’・*:.。. .。.:*・゜゚・*
小湊圭一「家族を2人も置いてっちゃうのは辛いなぁ、しっかり見守らないとなぁ~」
ちゃんとお兄さんしてるんだなぁと再確認できたよ、兄さん。笑
コメント
3件
わぁ…みんないて嬉しい! 奏は素敵な話をたくさん思いつくね!
うわぁ...感動(T ^ T)