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地雷サマ🔙
青水注意
『』=青サマ
「」=水サマ
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暑い夏の日。
近くで虫が鳴いている。
今日は友達と花火大会に来た。
屋台を一回りしたら明るい場所から少し離れ、
人が少ない場所に来た。
友達と花火が上がる時間まで話していたら誰かが読んでいる気がした。
友達に何か聞こえたと言っても聞こえていないみたいだった。
俺は確認しようと少し席を外すわ、と言い、
聞こえた所についていく。
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歩いて数分。
けれどついて行ったがやっぱり何もなかった。
気のせいだったのだろう。
『はぁ帰るか…』
明かりはなく霧がかかっている。
少し不気味だ。
俺は帰ろうと振り返る。
『あれ 、帰り道はッ……』
先程まであった道がなくなっている。
虫の鳴き声だって聞こえない。
『鳥、居ッ…?』
再び前を向くと俺よりも大きい鳥居が立っていた。
俺は怖くて目を見開く。
『へ ッ 、神社ッ…?』
目を少し瞑り、目を開くと先程の鳥居が立っていた場所の近くに建物があり、賽銭箱がある。
ここは恐らく神社なのだろうと心の中で呟く。
身体が固まって緊張していると、急に肩を叩かれた。
「こんばんわ〜」
横を見たら挨拶をしてきた。
怖……
『は ッ……お前 ッ、』
よく顔を見ると、声をかけて来たのは人ではなかった。
いや人ではあるのだが普通の人にはない、獣耳があった。
そんなものはこの世で一回も見たことがない。
俺は震える。
何かされるのではないのか、どうやったら帰れるのか、
色々な事を考えて頭がパンクしそう。
そう頭の中をぐるぐると回っていると、目の前の男が口を開く。
「ねぇ君、道に迷ったの、?」
『な ッなんでそれを ッ』
「怖がらなくてもいいよ、何もしないから」
彼は優しい眼差しをする。
「迷ったのならば帰らないとだね 。」
「だけど、僕とお話しあいてしてくれない?」
「話し相手してくれたら帰れるようにしてあげるから」
『分かった……ちゃんと帰らせてな……』
「うん、約束」
約束をして俺は少しの間彼の話し相手となった。
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『なぁお前の名前は?』
「僕、? 僕は稲荷ほとけだよ。 いむくんって呼んでね。」
『じゃあほとけな』
「えぇ、なんで?!」
賽銭箱が置いてある隣の階段に二人で腰を掛ける。
二人で話をし、笑い合う。
緑の葉っぱが俺達を囲み、太陽が少し眩しい。
『あれ、今って夜のはず ッ 、』
俺は少しおかしいことに気づく。
「ん〜、気づいちゃったか…」
声に出ていたのか、俺の言葉にほとけは目を見開く。
「ここにずっと居てもらおうと思ったけど、それも叶わなくなっちゃったね。」
『は ッ ?』
ほとけは柔らかい表情から、急に目を細めた。
水色の瞳がギラッと光る。
「久しぶりに人間とお話できてよかった」
『何のこと ッ …』
俺は疑問を抱く。
「さっそろそろ帰りな」
ほとけは笑う。
けれどそれはどこか寂しげな気がした。
「俺はまだ聞きたいことが ッ 」
そんなことを言っていると、急に景色が変わった。
そこは先程の明るく緑でいっぱいの神社ではなく、
暗い夜で、霧がかかっており木は風で強く靡いている。
「ここをまっすぐ帰りな。元の場所へ帰れるよ。」
ほとけは鳥居を指さして話す。
俺は鳥居の前に行き、ほとけの方を見る。
『なぁまた会えるか?』
「また花火大会の時に声が聞こえたら会えるかもね」
『俺毎年花火大会来るから会いたい!!』
声を大きくしてほとけに話す。
ほとけは目をぱちくりとして、笑う。
『うん!僕もまた会いたい!!』
『また会おうね!!』
「おう!!」
そう言って、振り返らずに真っ直ぐ歩く。
歩いて約数分
軽く灯が見えて、俺は急いで走る。
森を抜けると
花火があがっていた
『 綺麗だな。 』
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✘年後 ? ¿ → ♡ 5000¿?
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(番外編)