「__頼る方法その1!!」
座学は苦手だ。やめてくれ。でも不思議と桐生の話を真面目に聞こうとしている自分がいた。
「まずは弱い自分とか、自分が嫌いな自分を
「ヒュッ、」
よわい、じぶんを、きらいな、じぶんを、みと、める…??
そんなの出来っこない、オレの前にはもう既に高い高い壁が立ちはだかっていた。
「き、桐生…無理だ、オレは、嫌いなオレを、認めるなんてッ…」
「あー、もう!そういう所も!」
「頼る方法その2!!」
「自分には出来ないと
「ぇ…」
そうだ、オレは今まで決めつけられて、苦しんでいた。でも、自分でも決めつけて、自分で自分を、更に苦しめていたんだ。
「はは…今まで気づけなかった…、オレが惨めだなぁ…」
「桜ちゃん、聞こえてるよ、」
「あ」
「はい!頼る方法その3!!」
「すぐに自分を
「こ、ッ、これもダメなのかよッ…!?」
「うん。ダメだよ。」
普段のオレ…もう何も出来ないんじゃ…?
「そしたらもう最後!頼る方法その4!!」
自分が…言っても…良い…ひと……。
「どう?桜ちゃん、わかった?」
「わかっ、た…かも?」
「良かった良かった。分からなくなったらいつでも聞いてね〜、」
「おう…ありがと…な。」
自分が言っても良いと思う…人。
『梅宮一』
パッと思い浮かんだ人物は総代だった。
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