???「それぞれに宿られし命に訪れる悲劇はお前たち信者の信仰が足りないからだ!!
子孫たちの平和を望むのなら私の子供が作りそこに私が幸せになるまじないをかけたこの旗やリングを優命のところに貰いに行きなさい
わたし達の信仰を世の中に見せつけましょう!」
、
、
なんだ…夢か……
…チッ
……最悪…
私の名前は優命(ユメ)
今久しぶりに過去の夢を見ていたところだ
その横で足が透けていてキョロキョロと動き出し私を心配しているのが昔からの親友の夕(ユウ)だ
足が透けているのは夕が私を庇って亡くなってしまっているから…
でも幽霊として私のことを守ってくれている
そして私に個性を貸してくれる、
えっ個性ってなにか?
そんなのも知らないの?w
まあそっかだってこの世界はヒロアカと東リべの世界と夏目友人帳が混ざってできた世界だ
ちなみに私に個性はなく虐められていたのを助けてくれた夕の個性は『音楽』クラスでもトップに珍しく強い能力だ。
最初の夕への感情は恐怖だった
無個性で宗教の家に生まれた自分にここまでしてくれて
絶対私を貶めようとしているって…
でも……違ったんだ
夕は自分の友達を紹介してくれたりとにかく優しかったんだそして挙句の果てには私を庇って死んだ…
夕の友達もショックで精神病を患い寝たきりになってしまっている。
でも……
何故か生霊として私のところに来て謝ってきたのだ。
夕の友達、綾(アヤ)が
そこでばったり夕と遭遇
夕に会えたことで綾は泣いていた
それから彼女たちは私に個性を貸してくれるようになった。
でも、もちろん夕の友達……
個性がとても強い……
綾の個性は『物語』。
2人ともそんな強いんだから
私の近くにいなければ
こんなことにならなかったんじゃないか
私が2人の未来を壊したんだ
そう思っていたその時にはもう私は中学三年生で友達はいなくあまつさえいじめられていた。
女子の中で…
男子の中でもいじめは起こっていて男子はそのいじめられっ子である出久(イズク)くんに夢中だった。
正直私は慣れていたけど出久くんにとっては辛いことだったのだろう放課後忘れ物を取りに行ったら出久くんが屋上にあるフェンスの外にいた、
怖かったんだ。これ以上、人が死ぬのが……
多分偽善であるとわかっていたけど…
助けようと思ってしまったんだ……
誰の個性も使わずに
私の言葉で
わたしの力で
『ねぇ、少し話さない…?』
出久「えっと、確か…優命さんだよね、?な、何かな、」
『……そう優命、でも優(ユウ)って呼んで』
出久「あっ、はい…」
何故か夕とお揃いの呼び方がいいと思った。
きっと夕がつけてくれた名だから……
……頑張るよ、夕…
『出久くんたしかヒーロー志望だったよね?
実は私もなんだ、!
だからお互いの憧れのヒーローについて語りたくて…』
出久「……僕は才能がないからヒーローになれない
無個性だし…
いじめられっ子だし…
ヒーローの邪魔をしちゃったし…
もしかしてテレビ見てないの……?
……僕かっちゃんがヴィランに捕まってる時思わず走り出しちゃったんだ…」
えっ『かっこいい……』
出久「えっ……?」
『私ね昔に大事な人を自分の家族のいわゆる宗教の教えを破ったせいで殺されちゃったの』
あの時私は……
『…………あのときわたしなにもできなくてさ…w
ただただ殺されていくのを見ることしか出来なかった
でも、君は動いたんだね
大切を守るために……
必死に……
それを悪い事だと私は思えない……!
私はねヒーローになって今度こそたくさんの人の笑顔を見たいんだ…
だから
君を死なせる訳には行かないんだ…笑
ごめんね……
私の夢に振り回しちゃって…
でも君まだ諦められない顔してる……
………………ほんとは、
本当はヒーローになりたいんじゃないの……?』
出久「っ!
ほ、ホントは僕もオールマイトみたいなみんなを笑顔で守って強くてかっこいいヒーローになりたい……!
まだ諦めたくない…!!」
『そっか……
じゃあまずは体作りからだね…!
一緒にヒーロー科に入るために頑張ろ…
君ならきっとなれるよ』
夕(綾!!この二人……!!今個性が出そうに…!)
綾(二人でひとつって感じかな…?
優の方はほぼ体に入ってるけど
体がなってないせいか出久くんの方はあんまり…
今後に期待って感じかな…
私たちで守り抜こうね優たちのこと…
ね……夕)
夕(もちろん!)
数日後
そろそろ話そう……
私の、いや私たちのこと……
出久くんに…
『出久くん』
出久「ん?なぁに〜!」
『私ね死んじゃった人とか生霊とか妖とかが見えるの』
出久「そうなの!?『怖いよねごめんn』なんで言ってくれなかったのー!!」
『えっ?』
出久「えっ?」
『そこ?もっとこう…気味悪がられるかと……』
出久「そんなわけない!!
優は僕のホントのヒーローだもん!!
なんか他にもあるの?」
『えっと幽霊たちの個性を貸りれるけど…』
出久「えっ!!強くない?!かっこいい!!」
『あっえっうっ』
出久「つまりブツブツブツブツブツブツ」
『あっあっえっおっ落ち着いて!?』
ポンッ
出久「えっなんか人が増えた?!
いやでも足が透けて……
えっ?!」
『えっえっとなんで見えてるの?!』
出久「やっぱり優が言ってた人達か!!
こ、こんにちは!!」
幽霊達「あっえっ見えるの!?
こんにちは〜!!!
珍しいね〜」キャッキャッ
夕と綾「体に個性が馴染んだね…!!
すごいこの短時間で…!
あっちなみに声出さなくても
心の中で会話できるよ!!」
夕(こんな感じにね!!)
出久(あっえっと理解しました!!)
夕「えらい!」
出久「あっちょっと待って!!
個性って何?!
僕無個性だよ!?」
『いやほんとそれ!!
私たち個性ないけど!?』
夕「じゃあデクくん私個性貸すから歌ってみて!!」
出久「えっー!!!
僕歌そんなに上手くないけど…!?」
夕「いいから!
ほら優も歌ってあげて!!」
あちゃ〜
『出久くんこうなった夕は止まらないよ……
歌おう……』
出久「ま、まあ優も歌うなら……」
ーーーハルノ寂寞ーーー
歌詞調べてみてね!
ーーーおわりーーー
ふー
『「歌い終わったねー!!」』
って
『出久!危ない!』
トンッ
???「チッ避けられた」ガリガリ
『あなたは誰!?』
???「お前こそ誰だよ
勝手に人の心を覗いて
しかも歌にしやがって!!」ガリガリ
ッまさかさっき歌がスラスラ歌えたのはこの人の心の声を具体化したから?!しかもこの人見覚えが……
あっ……
もしかして……
髪の毛が黒かったらまるで____
『天狐くん…?』
ビクッ
???「は?何で、なんでしって」
やっぱり……
『天狐くん、なんだね…
ねぇ覚えてる?私、優命いや優
天狐くんと夕ちゃん達が着けてくれたあだ名だよ
でも夕ちゃん達は……
ごめんね……
私のせいで、幽霊になっちゃった……』ポロッ
???「やめろ……その名前で呼ぶな……」
『でも天狐くんが生きててまた会えてわたしすごく嬉しい…!!
出会ってくれて、生きててくれて、ありがとう、!』ニッ
トコトコ、タッタッタッ
ギュ
???「!!」
天狐?side
たまたま気分が良かったからそこら辺を歩いていたら
歌が聞こえた、まるで昔の俺みたいな歌詞と聞き覚えのある声……
一気に気分が下がって行って俺は首を掻きながら歌い終わった瞬間に手を伸ばして五本指で壊してやろうと思った。でも女の方がすぐ気づいて避けられた……
イライラする、
そう思っていたら女の方が俺の本名を言ってきた
そして俺に、ヴィランである俺に
生きててくれてありがとうなんて言ってきてしかも抱きしめてきた
その瞬間思い出した、こいつは俺が昔の時初めてできた友達だった
優命は親が教団の教祖で兄たちも親の味方で無個性だったせいで色々なやつにいじめられているのを俺の味方だった……犬が助けに入ったことで知り合った。
その後から俺が個性が発動して家を出るまでずっと一緒にいた友達だったのだ。
なんで忘れてたんだ
俺にはずっと覚えててくれた友達がいたことに。
でも今の俺は天狐じゃない
死柄木弔
という名でヴィラン連合のリーダーだ
下手に関わったら……
でも、この温かさを忘れたくない……
いや、ちゃんと言おう…
お前と俺は多分敵だって……
そう言わないとなのに声が出ない……
そうだ!!
影からこいつのことを守ろう
こいつと仲が良さそうな男のことも
全員守ろう
そしてこいつらを絶望させたヤツらは俺の敵だ。
それがたとえ先生であろうと。
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