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小峠さんのせいでいつも冷静なカシラが暴走するの本当に好き
キジの糸は貴方〜
サバの糸は私〜
どうもキジサバです
今回はカシラず全員集合
どうぞ
俺の名は大園銀次
京極組のカシラだ
俺には今恋してる人がいる
大園「今度こそ、今度こそはお茶に誘ってみせる!!」
俺が恋している相手は天羽組のカシラ、
小峠華太さんだ
きっかけは天京戦争の時にたまたま路地裏でぶつかった時だ
大園「おいおい、天羽組のお頭さんがこんな所でうろついて大丈夫なのか?」
小峠「おや、敵相手に心配してるのですか?お優しい人ですね」
お互い戦争中のため警戒心は怠らない
大園「天羽組のカシラがまさかこんな綺麗な黒猫だったとは、驚きましたな」
小峠「……ならば少しじゃれてみます?」
小峠が大園の胸に手を当て、少し頭を擦り付ける
大園「!?何を!?」
小峠「それとも、撫でる方がお好みで?」
小峠が大園の手をとり自分の腰に大園の手を置く
小峠「猫ってしっぽの付け根を叩くと嬉しがるんですよ?もしかしたら俺も同じ反応するかもしれません」
大園の胸を押し、背中に壁をつける
小峠「俺の声から出る甘い言葉…聞きたいですか?」
大園「…っ、あまり揶揄わないで欲しいな」
小峠の両手を片手で持ち、体を回転させ手を壁に押さえつけ壁ドンをする。立場が逆転する
大園「あまり調子に乗らない方がいいぜ?何故なら……」
もう片方の手で腰を撫で、耳元で囁く
大園「いつ俺があんたを食ってもおかしくないからなぁ?」
小峠「ふふ、冗談ですよ。」
するっと抜け出す
小峠「今はまだ食べごろじゃないので、もう少し熟してから食べに来てください
まぁ、食べられるかどうかですがね」
後ろを振り向き、不適だが何処か色気を感じる笑みにも見える
その笑みを見た瞬間、大園の胸が急に痛くなる
大園「!」
大園はこの時確信した。自分の頬の熱さ、早まる鼓動、胸がきゅーと縛られる感覚
これが恋だということに
もう戦争はとっくに終え、今は協定を結んでもらっている
大園(あの時の小峠さんめちゃくちゃ色っぽかったな)
そして今、天羽組の門の前にいる
心を決め、インターホンを押そうとしたとき、
眉済「あれ?貴方は京極組の大園さん?」
後ろを振り向くとそこには獅子王組の組長、眉済がいた
大園「お久しぶりです眉済さん、貴方もどうしてここに?」
眉済「え?いやー…あの…」
眉済は頬染め、言いにくそうにしている
眉済「実は……小峠さんに用事があり……」
大園「え?」
眉済「もしかして…大園さんも?」
大園「…………はい」
何とこの2人、同じ目的で天羽組に来たのだ
大園「俺はお茶の誘いに」
眉済「俺はBARで一緒に飲みに」
大園、眉済「!!」
この時2人は確信した。この男、小峠さんに思いを寄せてる!!と
大園「なるほど、という事は俺らは……」
眉済「ライバル関係になりますね」
お互い向かい合う
大園「いくら眉済さんでもこの戦いはゆずれません」
眉済「俺も同じ意見です」
「おお、怖い怖い。やはり東京の人はおっかないなぁ」
三人目の男もやってきた
大園「あんた何もんだ?」
大嶽「俺の名は大嶽徳史で天王寺組のカシラやらしてもらてます〜」
眉済「天王寺組……確か大阪の極道組織か」
大嶽「知ってるん?嬉しいわぁ」
大嶽はニヤリの笑う
大嶽「自己紹介も終えた所で、俺はこれから華ちゃんとデートしたいから避けてもろて〜」
はなちゃん?
天羽組にそんな名前の人いなかったはずだが?
はなちゃん…
ハナちゃん…
華…
!!
大園「あんたまさか小峠さんの事、華ちゃんって言ってんのか!?」
眉済「馴れ馴れしいにも程があるだろ!?」
大嶽「別にええやん、俺が華ちゃんにどんなあだ名つけようと勝手やん?」
大園「絶対本人への許可取ってないだろ…」
眉済「可哀想に……小峠さん……」
大嶽「あ?なんや、文句あるんか?」
さらに空気が悪くなる
大園「全然納得できねえわ………それと俺達三人が正々堂々と戦ってる時にこっそり入ろうとしてるそこのアンタ、バレてんぞ」
???「チ、バレたか」
大嶽「いや最初から隠す気ありませんでしたやん」
「これはこれはとんだご無礼を」
名波「俺の名前は名波和親、神城組の若カシラだ」
まさか1人除いてカシラのほんとんどが集合してしまった
名波「アンタら小峠さんの事を狙ってるのは承知済みだ、たがルックスで言ったら俺の方がお似合いじゃないか?小峠さんとの対比を表している色合いや顔立ちとかな」
大嶽「何ふざけたこと抜かしてんねん、それなら俺みたいな見た目の渋さと華ちゃんの可憐さ具合が非常にマッチしてるやろ」
眉済「俺は全体的に黒で小峠さんは白、猫の夫婦みたいで相性が合いそうなのは俺ぐらいじゃないですか?」
大園「ほんわかな雰囲気差も必要だ、全体的に優しさ風味を出している人も人気だぞ」
お互い譲らない戦いで自分の魅力を散々主張し合った
その時
小峠「おや、珍しい組み合わせですね?皆さん揃いも揃ってうちの事務所に何か御用ですか?」
何と小峠さんが天羽組の門から顔を出した
名波「小峠さん、相変わらずお美しいですね。良かったらこの後食事に」
大嶽「何抜け駆けしたんじゃこら」
眉済「小峠さん、空いている日ありますか?実は一緒に飲みたくて…」
大園「俺は貴方と食事に行きたくて、良い店があるんですよ」
まるで乙女ゲームの誰とデートに行くみたいな選択肢をされる
その時
大園「あでっ?!」
何かが額に当たる、それを受け取るとピンポン玉であった
なぜ急にと思いピンポン玉が飛んでんきた方を見てみると男2人が小峠さんの後ろ(少し遠く離れている)にいた
紫のシャツの男はラケットを持っていて
もう1人、赤いシャツの男が玉を持っている
「はい!」
「とりゃ!」
赤の男が球をしゃがみながら上に投げ
紫の男がそれを俺らに目掛けて打つ
大嶽「うお?!」
結構スレスレだが大嶽はなんとか避けた
何?なんなんだあの2人は?!
確認するため目を凝らすとその2人はなんと
天羽組no3と4の阿久津俊朗と工藤清志であった、いや何してんだよ?!
阿久津「せい!」
工藤「は!」
阿久津「せい!」
工藤「は!」
阿久津「せい!」
工藤「は!」
まるで餅つきかというほどのリズムで俺らに球を当てにくる
眉済「わあ!ちょっと?!」
名波「何もしてないのにいきなり攻撃してくるとはどいう神経してんだよ?!ライバル関係はあるものの敵ではないでしょうが!!」
すると2人は手を止め
阿久津「あ”ぁ??うちのカシラを口説いている時点でお前らは天羽組での敵じゃボケェ!!!」
工藤「わかったらさっさと的になるか帰れやゴラァ!!!!」
あれ?おかしいな阿久津さんは温厚なタイプで工藤くんは冷静なタイプじゃなかったっけ?
ていうかなんかスピードが上がってるし球を増えてるしめっちゃ痛い痛い痛い!!!!
阿久津「工藤!!!!一切の隙を見せるな!!たたみかけろ!!」
工藤「了解しました兄貴!!」
とりあえず一旦退散し、作戦練る事にしたのであった。
end
おまけ
阿久津「やっと帰っていったか……疲れたわ………」
工藤「俺はまだまだ行けますね」
小峠「いやお前らいくらライバル関係があってもあそこまではしなくても良いだろ」
小峠「もう少し優しくしてやれや」
阿久津、工藤「カシラに関わっている以外なら優しくしてます」
小峠「ダメだこりゃ」
阿久津「工藤、もしあの人達がまた来たらポジション変わってくれ、20年間鍛え上げた俺の渾身のピンポンスラッシュをお見舞いしてやる」
工藤「わかりました。援護は任せてください」
小峠「もういいわやんなくて!!てかそんなに自身があるなら何故最初からやらなかった?!」
その様子を影から見ていた天羽組員達
小林「あははははぁ!!めっちゃキャラ崩壊してる〜〜〜!!笑」
須永「無理無理!腹痛い〜〜!!笑」
野田「こら……プルプルそんなに笑ってやるな……プルプルふふ笑」
和中「野田の兄貴も笑ってるじゃないですか笑笑」
永瀬「いやお前もだわ笑笑」
他組員「ひーーーー!!!!笑笑笑」
作者です
いやあキャラ崩壊が凄いですね
私のところの阿久津さんと工藤さんは普通に温厚で冷静だけど小峠さんの事になると暴走します。
では、また後ほど!!