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ab
親が離婚した?
嘘だ。
そんなわけない。
けれど、母さんの目は笑っていなかった。
本当なんだ。
きっと。
小6の俺はどうすればいい?
家はあっても親が1人しかいない。
ばあちゃんとじいちゃんは他県。
幸いなことに俺は友達がいるから、引っ越すわけにもいかない。
というか、嫌だ。
6年間仲良くしてきた友達と急に別れるくらいなら、俺は母さんと一緒にすごす。
そんなことばっか考えて小学校を卒業した。
中学受験なんて、受ける気にならなかった。
am(abmom)「ッ、りょーちゃん!
新しいお父さん、見つかった」
a「え?」
正直、新しい父さんなんていらない。
だって俺の父さんは○○だもん。
なのに新しい父さんなんて俺、受け入れないよ?
母さんは分かってないのかな?
and(abnewdad)「よろしくね」
a「……」
am「あなた、この子緊張してるみたい。」
緊張なんかしてない。赤の他人じゃんか。
この人
でも、受け入れる運命なのだろう。
それから1ヶ月。
まだ慣れてはいないが、家に笑い声は戻ってきた。
ただ俺はまだお父さんの前では笑えてない。
だって父さんじゃないもん。
なんて言われるかわかんないもん。
am「りょーちゃん!
いとこにあいに行くわよ」
いとこ?
あぁ、いとこね。
男の同年代がいいな。
そう思いながら新しいいとこに会いに行った。
a「あ、阿部…阿部亮平です。」
?「りょうへい?
んーしっくりこない。
阿部って言うんだ!じゃあ阿部ちゃんじゃん!」
a「阿部ちゃん?」
別に名字で呼ばれたっていい。
ただ、慣れない。
普段名前で呼ばれてるから新しい名字で呼ばれるのに慣れてなかった。
そうか、阿部だと阿部ちゃんになるんだ、
a「…なんて呼べば…」
?「あぁ!
俺、佐久間大介!」
歳上の高1でアニメと漫画が大好きらしい。
s「呼び方でしょー?
なんでもいっかなー?」
a「佐久間」
s「いや、名字!?」
え、ダメだった?
s「あぁ、そんな悲しそうな顔しないでぇっ」
で、ごちゃごちゃしながらも挨拶は終わった。
それから数ヶ月
佐久間からBBQのお誘いがあった。
正直この時期にやるものじゃないけど、渋々参加
俺は母さんと父さんを連れていきたくなくて、チャリで佐久間の家に向かった。
s「お、阿部ちゃん!
本当に1人できたんだ!」
a「うん。1人」
s「今日はねー佐久間家とー、俺のもう1人のいとこの深澤家でやるんだー」
a「そんなに大勢で?」
終わった。俺、空気確定
s「よぉし、車乗って!
もう行けるから!」
a「え、う、うん。」
s「おーい、ふっかー!」
佐久間はふっかという人物を呼び出した。
佐久間のもう1人のいとこのことかな?
s「はい、化け物に説明。」
f「おぉい!」
s「阿部亮平っていうの!
俺の父さんの弟の息子さん」
正式には違いますけどね
s「阿部ちゃんに説明
こいつはふっか、深澤辰哉
通称化け物。
こいつ、生まれながら顔がでかいのとツッコミがうまいから化け物ってよんでる」
ツッコミうまかったか?
a「じゃ、じゃあふっか?」
s「で、化け物は阿部ちゃんってよんであげて」
f「だから化け物じゃねーっつーの
あ、で、阿部ちゃんね。了解了解」
ふっかは俺のいとこのいとこらしい。
ややこしくね?
あと年齢でびっくりしたのが高3だってこと。
俺まだ中1だよ?
先輩すぎだろ。
そうして、俺は深澤家に説明をし、ふっかと仲良くなれた。