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明け方に、微睡みから目を覚ました。
私以外のぬくもりを感じ、まだ覚醒しきらない頭でそちらへ顔を向ける。
カーテンの隙間から射し込む朝焼けの光が、伏せられた長いまつ毛を透かす。
精巧につくられたのかと思うほど美しい寝顔が、すぐそばにあった。
静かに胸が熱くなる。
眠気を残したまま、その横顔に見入った。
そしてじわりと視界が滲みかけたとき、ゆっくりと開かれた涼やかな瞳が、優しくこちらを見つめ返した。
「……シルヴィア。なぜ泣いている?」
私に腕枕をしたまま向かい合い、そっと濡れた目元を拭ってくれるジーク。
「目覚めたときに、貴方がすぐ隣にいることが……幸せで」
ひとりで目覚めることなんて、母が消えてからずっと、当然だったのに。
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