テラーノベル
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初めてノベル書きます…!暖かい目で見てください💦 それではどうぞ!!
fjsw side
僕には、まだ二人に話せていないことがある。
それは……その、いわゆるBLってやつが、好きだってこと。興味本意で読んでみたけどビックリするほどハマってしまった。
こんなにハマるなんて正直自分でも思ってなかったし、BLが好き…ということは口が裂けても人に、ましてやメンバーには言えない。
「ごめんなさい、遅くなりましたぁ!」
「おはよ!」
「遅いよ涼ちゃん笑」
「ごめんごめんっ!」
今日は曲のRECがある。家の下までマネージャーさんに迎えに来てもらい、スタジオまで送ってもらう。
寝坊をしてしまい、メンバーの中で一番最後に車に乗りこんだ。
「それでさ、〜〜!ーーー、笑」
「…!それって、〜〜〜笑」
二人ともくだらない話をしてゲラゲラ笑うのを繰り返しているのを横目に、僕は最近ハマっているBL漫画をスマホで開く。
「(ふふっ…いやぁっ、うわっ)」
表情に出したらダメなのについ頬が緩んでしまう。
「ーーちゃん…」
「(っ!ここすごいなぁっ…)」
「涼ちゃんっ!!」
「うわっ!!ど、どうしたの?」
「いや、着いたよ?スタジオ。おかしいけど、なんかあった?」
「あっごめん、なんでもないよ…!すぐ降りるね」
(やばい、まずかったかも…)
絶対変だった。人前ではバレないようにもっと気をつけないと…。
スタジオでは、普通に。いつも通りに。変な顔もしないし、ぼーっともしない。
wki side
今日は珍しく涼ちゃんが最後に車に乗ってきた。スタジオへ向かう道は、いつもと同じ。俺は元貴との話に夢中になってお互い笑い合っていた。
後から遅れて来た涼ちゃんは、一言謝ってシートに深く座りスマホを見る。
最近やたらとスマホを気にしているので、ハマっているゲームや動物の動画があるのだろうと思い気にしていなかった。
集中してスマホを見るのは、いつものことだから。
でも——
信号待ちで、ふと横を見ると、 涼ちゃんの口元が、わずかに緩んでいた。
……笑ってる?
声を出すわけでもなく、誰かに見せるわけでもない、自分だけが分かるような表情。俺は一瞬、気のせいだと思った。
でも、車が動き出しても、涼ちゃんの視線は画面から離れない。
(なんか変だな…)
少し時間が経って、スタジオに着いた。俺は着いたよと声をかける。
涼ちゃんは全然気づかない。
「涼ちゃんっ!!」
少し遅れて、はっとしたように顔を上げる。反応はしたが、声はどこか上ずっている。
慌ててスマホを伏せるけど、完全には隠しきれていない。
「なんでもないよ」
俺はそれ以上聞かなかった。プライベートなことなのかもしれないと思い、自分なりに気を使った。それでも、違和感は残る。
またスマホを見て、
また、口元がゆるむ。
次の瞬間には、自分でも気づいたみたいに、慌てて表情を戻す。
(…何を見てたんだろう?)
(……そんな夢中になるもん、あったっけ)
涼ちゃんは、いつもなら話しかければすぐ反応する。
少しぼんやりしてても、
ちゃんとこっちを見る。
なのに最近は、
話しかけても届かないみたいだった。
いいね来るかな?どうしよう不安だ不安だ…
コメント
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え?好きです