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こんにちワルプルギスの夜。27話です。


サッカーのボールに慣れようのコーナーでとにかくボールを蹴る。

そうして少しずつ、慣れてきた頃、試合をする合図の笛が声高く鳴り響く。その音は全員の注意を向けるには十分すぎるほどで、皆体育教師、信濃ことしーくんの方に顔を向ける。

しーくんは、若く、皆からあだ名で呼ばれる。その理由は若いからというより、ノリがよく男子生徒とじゃれ合ってたり学校でモンハンやってるところが目撃されたりと、頼りない一面を見せていて舐められているためだと思われる。

そんな信濃の指導の元、やる気の差が天地はっきり別れたまま、試合が開始。

私は、3試合目だ。

千蔭と燕ちゃんが出ている。千蔭にまずボールが渡る。千蔭はしっかりボールに足をぶつけ、ボールは自分たちのゴールへ。千蔭は蹴った衝撃で足粉砕。うずくまっている。

一回でこれである。ぼたんちゃん並の耐久値しか無いため本当に使えない。

「美晴頼む〜」何故か指名された、なんでやねん。千蔭が指名したらしいが嫌がらせかな?

試合は仕切り直し、また始まる。

燕ちゃんがボールの方に足を動かし、蹴ろうも足を今度は前に付き出す。すると足はボールを踏むような形で停止し、そのまま燕ちゃんは体制を崩して転びそうになる。

近くにいた私は咄嗟の反応で、燕ちゃんを支える。添えていた手をそっと離して燕ちゃんを着陸させる。

気おつけてね、とだけ言ってプレーに戻る。と、燕ちゃんはびっこ引いて痛そうにしていた。

「どうしたの?」と。

すると「さっきサッカーボールで足くじいて。ごめんね…」とシュンとしている。悪い子としたときの犬みたいにかわいい。ネコ派だが。

そうしてすぐ許可を取り燕ちゃんをお姫様抱っこで保健室に連れて行く。

流石に恥ずかしくなり顔が熱くなるのを感じた。

幸いかどうかはわからないが挫いただけのようだ。少し休んで行くして私は燕ちゃんのどなりに座る。

少しの沈黙はとても静かであったが、その静けさはあまり苦痛にならなかった。

隣に人がいたからだろうか。

それはそうと燕ちゃんの顔が少し赤い気がする。熱中症だろうか?

見ることだけで満足ですので

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