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「ずっとずっと好きです!







卒業前に言いたかったんですけど言い出せなくて·····気持ち悪いかもしれないですが、オレ先輩のこと好きでした·····


·····すみません·····」











ー    仲の良かった後輩に卒業式がすぎ4月もなるかという頃になり呼び出された。


部活が一緒というわけでも

委員会が一緒というわけでもなかったが何故かよく隣にいて2人きりでも遊びに行っていた。


それが自然だったし


呼吸する様に当たり前だった。





そんな彼に、早咲きの桜が散り始め

桜吹雪が舞うこんな時期に呼び出され



告白



される









ー    混乱する。

ー    そりゃー、彼とは何かと一緒にいたし好きなのかもしれない·····


ー     いや、別にそういうのも興味が無かったわけじゃないがあえてそういうのは進んでするものでもないし、と避けていたのかもしれない。









「ん〜·····ごめんな?ちょっとそういうのわかんねぇわ·····」

「ち、違うんです!返事が欲しいとかそういうのじゃなくてっ·····返事も欲しいですが·····

オレ遠くに行くので、言わないと後悔すると思って·····気持ち悪くて変なこと言ってすみませんでした!」

ガシッ

「ちょっと!待てって·····」


脱兎のごとく言い逃げしようとする後輩。

踵を返すその腕を捕まえられれば溜息を吐く


「えーっと·····あのな?そういう感情って俺にはよくわかんねぇんだわ··········


·····だから、デート?からどうだ?」


こちらを振り返る後輩


涙が頬を伝おうとしていたのか零れ落ちる




ー      綺麗だな





頬を緩ませ

綺麗な柔和な笑みは


爽やかな春の風と共に吹き込んだ




















爽やか


咲く


桜吹雪

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