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信仰心のなかった私。だけれど、神様や月に帰った竹取姫様は私の心に地球上で、どのような時間の観念が戻ることを信じていたのかな? 今は私が自分の心の時間に押し潰されていたとしても……そう、いつかは時間に押し潰された幻の全く無い現実の空虚な世界。20世紀の現実から生じた、偽りの戯れの天国。そこには私の負けまいといった気持ちから真の理にかなった、私の理想から生じた、皆が叶えたかったかもしれない、幻の理想にも見える【天国がある風景のドームレンズ世界】と、決定的に何かがちがう今の世界。そう思わせた【過去からの深層心理に本能を伴った幻の偽りの天国】それを思わせていたのは、現実の殺風景さで本能に訴えかけてしまうような、剥き出しの欲望の時代が当たり前の現実だったから。世界を元のように戻そうとする力に逆らわないようにする生活を信じていたとしたらば、生きているうちにかならず戻す力と進む力の均衡がとれた幸せな世界がいずれやって来るだろう。 願っている。私の記憶力から得た少々の経験から裏打ちされた、判断力がそう過去には思わせていた。これからもそうだろう。そうなっていくのだろう……。
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