私はただ、愛が欲しかっただけ。
ひたすらに愛を注いでくれる人が、となりにいてほしかっただけなのだ。
苦しい。息ができない。
冷たい海に溺れてしまったかのようだ。
闇に溺れている。
だれか、救ってくれ。
光をくれ。
明日をくれ。
愛が、ほしい。
______あいしてるよ
からだがふわりと、あたたかいものに包まれる。
心地よいぬくもり。
ふわふわした感触。
そして、愛がある。
心からの、深い愛。
俺はここにいる。
光はここにある。
明日は来る。
______あいしてるよ。
耳元でささやかれる。
昔から聴きなれていて、心地よい声色。
______あたたかい
そう思うと涙が溢れてきた。
よかった。
ありがとう。
うれしい。
だいすき。
しあわせ。
……愛してる。
声にならない想いが、涙になって溢れる。
「きてくれて、よかった。
だきしめてくれてよかった。」
俺はここにいると、抱きしめられた時のあの気持ちは、誰にも分からないだろう。
でも、誰にもわからなくていい。
この感情も、記憶も、ぬくもりはわたしのもの。
彼の愛に溺れていいのはわたしだけだ。
今日も彼の愛に、
溺れる.
fin.
コメント
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こんにちは。 お久しぶりです🙌🙌 ノベルモードがインディーズでも使えるようになったとの事で…!!! 小6ぐらいの時に、寝ようとしたら思いついて、紙に残したものを移しました。 このぐらいの愛をぶつけられたい。