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「……若井、ちゃんと見てて。りょうちゃんがどうやって触れてるか」
元貴の声が、耳元で低く囁く。
首筋に息がかかって、若井の身体がピクリと反応した。
「んっ……や、っ、元貴、そんな……ッ」
涼架の指先が、ゆっくりと若井の太腿を撫で上げ、敏感な場所へと這っていく。
その手つきは、優しくてふわふわしてるのに、まるで逃げ場をなくすようないやらしさを纏っていた。
「ふふ、若井……気持ちいい?」
「りょ、りょうちゃん……それ、だめ……! そんなに優しくされたら……っ!」
「ふふ、でも、若井が可愛いから……こうやって、いっぱい可愛がってあげたくなっちゃうんだよ」
涼架が囁きながら、若井の下腹部に口づけを落とす。
ちゅっ、と柔らかな音が響いて、若井の腰がびくんと跳ねた。
「んんっ! や、あ……やだ……見ないで……」
「見せるんだよ、若井。もっと……全部」
元貴が後ろから抱きしめるように若井の体を包み込み、片手で乳首を転がしながら、耳朶を甘噛みした。
「んぁっ……やっ、元貴……それ……ばか……っ」
「ふふ、ばかはどっちだよ。ほら……もう、ここも……こんなに濡らして……」
元貴の指が若井の奥を撫でると、そこからじゅくっと音がした。
若井は羞恥と快感で頭を振る。
「や、っ、ちが……勝手に……んっ、うそ……こんなの、知らな……っ」
「気 持ちよくされるの、初めてだもんね……」
涼架が顔を上げ、笑った。
「でも大丈夫。僕と元貴で、ゆっくり覚えさせてあげるから……“俺たちのモノ”になるまで、ね?」
「りょうちゃん、挿れてやって。俺が前で抑えとくから、若井、逃げられないよ」
「ふふ……うん。若井、力抜いてね?」
涼架の指先が、そっと中を広げながら、唇で若井のものに優しくキスをした。
ぞくぞくするほど丁寧で、でもどこか容赦のない愛撫。
その後ろから、元貴が熱を帯びた自身を擦りつけてきて——
「じゃあ……いくよ、若井。いっぱい感じて……」
「や、あっ、まって、そんな同時に……っ! 無理、だって……んんんっ!!」
二人の熱が、若井の奥を完全に満たしていく。
快感と圧迫と、愛しさと——
すべてが混じって、若井の意識は真っ白に染められていった。
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