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「っあ、ん……や、だ……っ、あっ……!」
若井の声が、喉の奥から漏れ続ける。
視界は涙で滲んで、天井の灯りがぼんやり揺れて見えた。
身体はシーツに沈められ、元貴の腕ががっちりと肩を押さえ、涼架が腰の奥をぐちゅぐちゅと掻きまわしている。
二人の熱が、前と後ろから同時に突き上げてくる感覚に、思考がもうまともじゃいられない。
「やっ、ま、って……おかしく、なる……っ、あっ、あああっ!!」
「もうなってるよ、若井。鏡見てごらん?」
元貴の指が顎を持ち上げ、ベッドサイドの大きな鏡を指し示す。
映っていたのは、快楽にとろけきった、見たこともない自分の顔。
ぐずぐずに泣いて、唇がよだれで濡れて、胸は赤く腫れて……まるで、“雌”みたいな顔だった。
「いや、見たく……な、いっ……そんな顔、俺……ッ!」
「そんな顔にしたのは、僕とりょうちゃんだけどね」
元貴がくいっと腰を押し上げて、若井の中をかき混ぜる。
そこに涼架の腰が同時に重なって、奥の奥で二人の先端が擦れ合った瞬間——
「ひゃ……っあああああっ!!」
若井の身体が跳ねた。
ガクガクと脚が震え、シーツが濡れるほど絶頂に突き落とされていく。
「……ふふ、やっぱり若井、ここ弱いね。二人で擦ると、すぐビクビクしちゃう」
涼架が熱を吐きながら、背中に優しくキスを落とす。
「可愛い。もっとしてって言ってよ、若井。ねぇ?」
「や……やだ……ッ、壊れ、ちゃう……もう、イけない……ッ、イってるのに、また……!」
「でも、身体は正直だよ?」
元貴の指が、若井の前を握りこみ、くいっとしごき上げる。
すると、また先からぴゅくっと白濁が漏れてきて——
「うそ……っ、やだ、やだ、もう、でない、でないのにっ……!」
「出てるよ、若井。ほら、見せて。全部、俺たちに見せて」
「ひっ……ぅ……んあああっ!!」
また、絶頂。
果てたばかりの体に容赦なく、快楽の波が重なってくる。
「ふふ……本当に、若井って……可愛い。壊れそうになってるのに、まだ締め付けてくる……」
涼架が、蕩けた声で囁く。
「……じゃあ、次は、どっちが中で出すか……決めなきゃね?」
「また……っ? 無理、だって……中、いっぱいで……っ、もう、これ以上は……っ」
「大丈夫だよ、若井。ほら、もうこんなに準備できてるから」
にゅる、と二人の熱が同時に沈んでくる。
再び訪れる、甘い地獄。
若井はもう、抗うこともできず、ただ快楽に犯されていくしかなかった。
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