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今回は平和パート(多分ねきっとかっと?)
純粋イチャラブは正義(何こいつ)
あらすじなんてもんはない
前回を読めぃ(何こいつマジで)
地雷?んじゃ回れ右じゃぁぁぁぁ
いってらーーーーー
(変わらずtwoめしぇん)
あの後僕はそのまま泣き疲れて寝ちゃったみたい
気づいたら膝枕状態だった
「んん…」
「あ、起きた?」
「んゆ…」
「おはよう(ナデナデ)」
目の前には大好きな親友がいた。
その事実を確認するとまた涙が溜まってくる
「time…大丈夫?」
「大丈夫だよ…!ごめんね心配かけて」
「ほんとに?何かあったら言ってね?」
「うん!」
「あのねtime、あっちに綺麗な花があったから見に行かない?」
「行く行く!」
手を握って柔らかい草原を歩く
どこか懐かしさを感じる
(本物だ…って何回確認してんだろ…)
まだ脳は現実を受け止めてないみたいでジロジロと彼を見てしまう
「?なにかついてる?」
「え?あ…なにも?」
「え〜?」
花冠を作りながらazureは聞いてきた
「なんで…さっきあんなに泣いてたの?」
(ギクッ)
タイムスリップ…なんて信じてくれないし
滑って未来のazureの事も言ってしまうかも…
「えっと…悪夢を見ちゃって…」
「そっか、怖かったね…」
(ナデナデ)
「エヘヘ…」
これぐらいの嘘は許してほしいな
とにかく今はこの時間を大切にしよう
今後こんな奇跡なんてないだろうし
僕はその翌日から前みたいに一緒に遊んだ
色んな所に行ったんだ
草原で日向ぼっこしたり
植物の観察をしたり
街に行ったり…
とても幸せだった
あの女の子に感謝しないと
今日は教会に行って礼拝をしないといけない
azureよりも先に着いて中で待ってようとした
落ち着いたステンドグラスをぼーっと眺めてると
「なぁ知ってる?復活のこと」
ドクン
「なにそれ?」
「本に書いてあったんだけどね、一度死んでももう一度だけ復活できるっていう…」
ドッドッ
心臓が高鳴る
どうやら教徒達が話してるようだ
その復活という言葉が頭によぎると同時に
グシャ
音が聞こえた
そして
紅に溢れた彼の姿
霞む視界
彼の笑顔
一瞬にして再生された
ガタッ
僕はこれ以上ここにいれないと思い、急いで飛び出した
どれぐらい走ったかな
気づいたら夕方だった
「ハァ…ハァ……」
(最悪だ)
絶対に聞きたくなかった
忘れろ
思い出すだけ無駄なんだから…
すると
「time?」
「うわぁぁ!?」
いきなり背後から声をかけられたのでつい叫んじゃった
「び、びっくりした…」
「あはは….ごめんね」
そこには変わりないazureがいた
「また顔色悪いね、何があったの?」
と、僕の頬をモチモチしながら聞いてきた
「にゃんでもぉ…(モチィ」
「嘘だ〜」
「むぅ…」
azureの両手を優しく取って歩いた
他愛無い話をしていると爽やかな風が流れた
どうやら海辺にいたようだ
「わぁ…綺麗〜」
夕日に照らされている海は絶景だった
「綺麗だね」
僕はチラッと彼の横顔を見て思わず聞いてしまった
「azureは…さ僕のこと…信用…してる?」
「え?」
「ご、ごめん」
「いや?…信用してるよ?どうして?」
僕は黙った
自分から聞いたのに
多分こう聞きたかったんだな
(僕が裏切ったらどうする?)
少し俯いた僕を見てazureはぎゅっと抱きしめてきた
「わっ…」
「何があったかわからないけど…大丈夫、僕は信じてるよ」
優しい声
「ありがとう…」
僕も抱きしめ返した
その時
彼の姿が一瞬あの姿に見えた
黒く不気味で悍ましい
冷たい目…
「あ……」
「time?」
『嘘つき』
「や、やめ…」
『裏切り者』
『俺の事なんてただの贄としか思ってないくせに』
「ちがっ…」
『お前なんて』
「あ…」
「time!」
次の瞬間
チュッ
「ん…!?」
チュッチュッ…
「ンン///」
チュクチュ
「ン~///」
プハ…
「え…あれ…///」
「ふぅ……」
何が起きたの?
え、僕今…幻覚?に襲われて…
それで口が…?
「よかった…急に青ざめたから…」
「ほえ…」
「time…1人じゃないんだよ、僕がいるよ」
「裏切るなんて事絶対にしないから」
「だから抱え込まないで?」
真っ直ぐな瞳にドキッとする
確かにそうだ
あの時はただひたすら復活に依存してたせいで気づかなかったんだろう
「そう、だね…そうだよね」
「ごめんazure」
「大丈夫だよ」
そう言ってまた口を重ねた
あったかい
今はこの瞬間を味わいたい
僕のたった一人の大切な人とのひと時を
「親友とは」
「喜びも」
「悲しみも」
「分かり合える宝物である」
「それには」
「苦しみも憎しみも含まれる」
「今度は君が」
「知る時なんだよ」
「最期まで」
「その友情を手放さないようにね」
best friends forever
次回
不穏