⚠️腐要素・ちょっとだけモブ⚠️
※元はかまってちゃん人狼より
なんてね/citrus 様
「」→syp 『』→ci []→モブ
「はぁ…」
ため息を着けば頬杖の状態で考え事をする。このクラス、いやこの学校は楽しくない。俺のこと見てくれないから。頼れる人が居ないから、みんな嫌いだから。
LINEの返信してくれない鬱先生も俺の味方してくれないシャオさんもロボロさんもエミさんも。
嫌いって言ったゾムさんも嫌い。
そう考えていればチャイムの音が聞こえた。そういえば今日転校生昼休みから来るんやったっけ。
昼休みからとか独特すぎやろ、まぁ自己紹介というか名前とかは朝に先生から聞いたからなんとなく分かってる。 どうせ嫌われるだろうけど。
「…ぁ…!!」
「あの!!」
ビクッと肩が跳ねる。初めて見る人や。転校生かいやめっちゃ髪と目綺麗なんやけど何???
「えっと…すみませんぼーっとしてて」
『名前知りたくて!名前なんて言うん?』
「ショッピです」
『俺はチーノ!あと、敬語使わなくていいのに!僕これから隣の席なんよ、よろしくショッピ!!』
「あぁ、…よろしく、チーノ」
彼と出会って1ヶ月5日経った日の放課後に俺は自分の事を話した。それがきっかけで俺が完全におかしくなったんや。
「…って感じやから、俺の性格のせいでみんな離れてくんよ。」
『いい性格なのに?僕はそれでもショッピの事好きやけどな〜…』
「…ぇ、嗚呼、ありがとうチーノ。でもお前も前の学校で色々あったし、似た者同士だから、お互い様やな。」
本当に何気ない一言だった。「好き」はただの友情としての好きだろう。嬉しくて、久しぶりに頬が緩んだ。
でもその一言ですべてが変わったんだ。
放課後の帰り。偶然俺らの帰り道が同じ方向で一緒に帰る事になった。チーノと話ながら帰って、楽しくて楽しくて。チーノが居てくれさえすればもうそれ以外は要らないと思うほどだった。
[お、チーノじゃん!!]
『あ!お前らもこっち側なん?』
彼と仲のいい別クラスの子がこちらと目が合えば駆け寄って来た。まぁ知っての通り目的は俺じゃなくてチーノ。楽しそうに話している姿を見ると置いていかれる気がした。
[_____!?]
『______!』笑
「…はぁ…」
様子をしばらく見れば今まで出なかった溜息が不意に出た。こんな事だけで心が引っ掻き回される。今まで耐えてた嫉妬が限界で、いくら心の形を作り直してもぐちゃぐちゃになって崩れてしまう。
彼の視界に映らなきゃ、俺はそこにはいない事になる。また独りは嫌だ。
今までの学校生活で霧散してしまった自意識を固めてくれたのはお前だけなのに。
そう考えて彼を見ていると目が合った。俺と目合わせてくれるだけで嬉しい。好き。
『っあ!僕そろそろ帰るわ!ショッピ待たせるの悪いし!』
[了解!また明日!]
『ショッピ帰ろ!』
「うん、はよ帰ろ、最近暗くなるの早いし」
そんな話をしながら家までまた歩いて向かった。いつもと変わらないはずなのに足は重りに繋がれたみたいだった。
少し気分転換がしたかった。歩道橋の上に行こうって言って、彼の手を引いて上まで階段を駆け上がった。
『…さっき機嫌悪そうだったけど大丈夫か?』
「機嫌悪くないよ。」
『……。』
流石に分かりやすかったのか、心配そうな目でこちらを見てくる。それも嬉しかった。ただ何も言わずに時間が経っても不安そうな目のままで、正直に話そうと口を開いた。
「…言いたい事言ってもチーノなら許してくれる?」
『うん、?許すていうか、なんでも聞く。』
「俺はチーノが知る人みなごろしたい」
『え?…今、なんt』
「別に俺だけでいいでしょう?」
貴方がそう言いかけたところで顔を彼に近付けてそう言った。なんでも聞くって言ったのはチーノだから。お前に引かれたって嫌われたって俺は悪くない。
『ショッピ…?』
困惑した表情で見つめる貴方を置き去りにして止まらない口が言葉を続ける。
「正直老若男女ゆるせないんだ、さっきアイツらと話してたとき、俺のことを見てくれないなら」
あ、いい事思い付いた。
「それかもう貴方の前で死にたい!!!」
『っ!?』
そう発言すれば歩道橋の柵の上に登る。止めようと必死になってなにか言ってる。何も聞こえない。いや、聞く気がない。止めようと裾を掴まれた。でもそんなの今はどうでもいいんだ。だってそうすればチーノの心にいつまでも鮮明に焼き付いて、ずっとずっと俺はチーノと生きていくのでしょう?
…でも、そしたら似た者同士のチーノはどうなる?また独りになるかもしれない。そしたら他のやつに取られる。嫌だ、あいつは俺と幸せになるから。
柵の上から降りて、彼の方を見て微笑む。
焦った表情で涙が溢れてる彼の顔も愛おしいぐらいに好きだ。
「…なんてね、全部全部冗談やから、チーノ」
『…ぇ、あ…ガチ焦った〜…ほんまに冗談よな??お前の事やから本当に言ってそうだけど…』
「うん。本当に冗談」笑
なんてね、全部全部冗談や。
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最後の方雑になっちゃったかもしれないです…💦
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