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登場人物
母︰姉(主人公)のことをよく見ている。
妹のことをいつも叱る。
父︰妹も姉も平等に(?)見ている。
妹︰我儘だけど、叱られることに慣れている。
才色兼備で、勉強以外は何でもできる。
姉︰いつもダラダラしているが、普段の手伝いはする。身の回りのことは一応する。
勉強だけできて、それ以外は何もできない。
※姉妹同士の仲は超絶良いです。
今の気持ちを書きなぐりました。
私目線のことなので、私が優先として書かれている描写が多いです。
私の性格の悪さも含めてご覧下さい。
私は、この家族の中で姉という立場だ。
今から、私にとってのモヤモヤ事件を語っていこうと思う。
まず、出来事が起こったのは夜。9時ぐらいだったはずだ。
明日は姉妹揃ってiPadを買ってもらう予定が入っていたということだけ、最初に記しておこう。
その日、
私がスマホをいじっていると…父に、
『洗濯物を干しなさい。』
と、言われた。
私は、嫌だと言った。前に一人で干したばかりだったし、前からずっと手伝いには参加しているつもりだったからだ。
そこで父は、妹と一緒に干せと言い、妹を呼びに行った。
妹は珍しく干しに来た。父が言ったからだろう。母が言えば、基本手伝うことはない。
そして、妹を呼んで戻って来た父はこう言った。
『妹がせっかく手伝う気になったのだから、お前も一緒に干してあげなさい。』
私は言っている事の中身がわかっても、嫌だと言った。
いつも一人で手伝いを担う私が、こういう時だけ妹に手を貸さなきゃいけないというのがいかにも不満だったからだ。
断ったとき、父はこう言った。
『せっかくiPadを買ってやると言っているのに、その態度は何だ。』
続けて、
『それに、珍しく妹が手伝い始めたのにお前がそんなことを言っていてどうするんだ。』
って言われた。
確かにそうだ。明日はiPadを買ってくれると分かっていた。
だが、いつも私が一人で手伝っているのに、こういう時だけ『姉』だから、『妹のためにも』…は?、私は道具か何かなのか。
本気でそう思った。こういうことは初めてでは無かったのだが…私は泣き虫なので、この程度のことで毎回泣く。声は殺しているから、多分聞こえていないと思う。
私は結局手伝った。iPadを買ってもらうのにこの態度はマズかったよな、とか色々考えながら。内心、父のこともたくさん責めた。けど、一番は他人のせいにする私が憎かった。
姉妹で手伝いを進める間、父は
妹は不器用だし、我儘だからお前(姉)とやらないと出来ないんだ。
こういう時にお前が手伝ってくれないと困る。
お前(姉)は何でも出来るだろ?真面目だし、妹とは違うんだから。
…などと私に話しかけてきた。
妹を貶す言い方。どうして私の話をする時、妹を下に見るんだろう。
わざわざ妹の前でそんな言い方をするのにも、腹がたった。
父はこういう時だけ、私は真面目だとか何とかって言う。
でも、普段褒められるのは妹だ。
妹は不器用な分、私よりもハードルの低いことで褒められがちだ。
でも、妹にとっては充分高い壁なんだと思う。
けど、私が人一倍凄いことをしても…妹以上には褒められない。
私は褒められる回数だって少ない。手伝ったとしても、親は疲れていて、ありがとうは帰ってこないことが多い。
かなり優秀な成績を叩き出したときも、親に
『お前ならもっといけるよ。』
と言われた。私の能力を褒めてくれているのだろうが、あまり実感のわかない褒められ方が多かった。
妹はピアノも弾けて、それも褒められる。天才だとか。あとは…韓国語も書いていた気がする。それで褒められていた。
私は、何もできないのだろうか?
もっと凄いことをしないと、 褒めてもらえないのだろうか。
ますます涙が溢れてきた。手伝いが終わっても涙が止まらず、そのままリビングのソファに座り込んでスマホで顔を隠した。
リビングには、母と父と私の3人。
私は泣いた。ずっと泣いた。
その時、母が言った。
『あんたの努力は、私がちゃんと見てるからね。大丈夫、父の言葉なんか気にするな。』
って。
私はさらに泣いた。声を殺して、でもひどい顔で。母が見てくれているのは知っていた。褒められなくても、見てくれているだけで今の私には暖かかったのかもしれない。
私が泣いている間も、母は父に色々言っていた。
姉は普段頑張っているのに、どうしてそういう言い方になるの?
いつも一人で手伝ってくれているんだから、あの子(姉)としては、妹にも一人でやらせたくなるでしょう?
私の気持ちを代弁してくれたみたいな、刺々しい言葉だった。極めつけは、
そういうことばっかり言ってたら、あの子(姉)、 iPadいらないって言い出すよ。
って、母が言った。
実は、私の心の中で、そういう思考が育まれ始めていたのだ。
脳内がリンクしているのかと思ってしまった。
それに対して父は、
いや、こういう時にこそ手伝わないと駄目だろ。妹だってせっかく手伝い始めたのに…。
って言ってた。
確かに、嫌だって言う場面を間違えたかもしれない。空気の読めない自分がずっと嫌いだ。
けど、『妹のため』みたいなニュアンスで言われると、凄く嫌な気持ちになった。
私は妹を育てるための道具じゃない。
一人の人間で、私の気持ちだってある。
私は褒められたいから手伝っている。
けど褒められない。
今ここで手伝ったとしても、後から褒められるのは…おそらく妹。
叱られることは多いけど、何でも出来て褒められる妹。
そんな妹を妬み、憎む私に嫌気が差す。
そうやって思考が無限ループする。自分も周りも嫌いになった。
しばらくして、父が謝ってきた。
視界には映らず、声だけ飛んでくる。
何度も何度も、声だけ飛んでくる。
呆れた。こういう私のモヤモヤ事件は、今回が初めてではない。
そのたびに謝られて、でもまたこうなる。
私は悪い子なんだ。
いつもモヤモヤの火種になる。
わかっている。
けど、たまには私を見てよ。
Fin.