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青「うるみや暑くない?」
橙「大丈夫やで!」
青「しっかしうるみやも大変だよね〜」
青「いっつも長袖着なきゃいけないし」
橙「人目につくところでは隠さなあかんけど別に家におる分には支障ないし大丈夫やでw」
橙「しゃるこそ大丈夫なん?」
青「俺も大丈夫!」
青「意外と緑が多いところであんまり気になんないかも」
橙「ちゃんと薬飲んどくんやで?」
青「わかってるよw」
奇病に関する資料があるとのことで今日は少し遠くの町に来た。
奇病は社会的に受け入れてもらえることが少ない。
だから俺みたいにひび割れとか目に見える奇病の場合夏でも長袖は必須。
青「こまめに休み取りながら探そうなw」
橙「わかっとるってw」
橙「あ、ここ…ちゃう…?」
青「確かに地図ではここだけど…」
俺たちが探しているのは”奇病資料館”
インターネットで探しても2ヶ月かかるほど無名な資料館で、外見の情報などは全く無かった。
橙「どう見てもただの森…やんな…」
青「!」
青「うるみや、あそこ」
橙「道あるやんけ!」
橙「あそこから入ろか!」
生い茂る雑草。ごうごうとなく木々。
それは不気味としか言い表せず、こんなところに1人でいたら恐怖で立ち入ることさえできないだろう。
森を抜けると童話に出てきそうな小洒落た洋館があった。こじんまりとしていてまさに魔女の館とでも言うべきだろう。
青「うわ…」
青「これ入っていいのかな?…」
橙「大丈夫なんちゃうん?」
橙「調べたら平日10時〜17時って書いとるし…」
青「受付があると思うんだけど…」
青「人いるのかな…?」
橙「とりあえず入ってみるか…」
「おや、お客さんかい?」