表と裏

〜あらすじ〜

私ヒイラはもとは人気子役だったが、お母さんたちがファンに殺されて芸能界から引退した。幼馴染で、大人気子役のサクに誘われていた戦国時代ドラマに出ることにして、芸能界復帰を果たしたが、復帰理由は表向きに出ている理由とは別に、お母さんたちの恨みを果たすという理由だ。

「義弘様（サクが演じている役）本当にいかれるんですか？（ヒイラ）」

「お松（ヒイラが演じている役）上からの命令なんだ。しょうがないんだよ（サク）」

『カットー』

「いやいや、さすが元人気子役！演技の格が違うよ（プロデューサー）」

「ありがとうございます（ヒイラ）」

このドラマに出ることにした理由はサクに誘われたからだけではない。このドラマには主人公のライバルとして、霞　連（かすみ　れん）という、お母さんたちを殺した犯人の候補だ。うまく近づいてお母さんたちを殺したか聞き出してやる･･･

「霞さん！お疲れ様です（ヒイラ）」

「おお〜ヒイラちゃん！お疲れー（霞）」

「表と結構キャラ違うんですね･･･（ヒイラ）」

「プライベートだからね！ヒイラちゃん今度どっかに遊びに行かない？（霞）」

「遠慮しておきます･･･（ヒイラ）」

「えーま　いっか！他の子さーがそっと！（霞）」

いや、チャラすぎでしょ！表ではすごく真面目　って感じなのに、ますます怪しい･･･

でも、確定したわけじゃないしこれからも監視し続けるだけにしておこーと

「ヒイラーめっちゃ演技上手じゃん！（サク）」

「サクもめっちゃうまいよ！（ヒイラ）」

「さっきの人、犯人候補の人だっけ？（サク）」

「そうだよ（ヒイラ）」

「絶対そうだよー表裏ありそうだし（サク）」

「僕は絶対そうだと思うなー犯人っぽいよ　絶対に･･･（サク）」

「サク･･･？どうしてそう思うの？（ヒイラ）」

「そ、それは〜なんかそう思ったんだよ！感だよ！感！（サク）」

（サク　なんでこんなにそう思うんだろう･･･？）