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「 挨拶!!! 」
「「 ありがとうございましたーーッ!!! 」」
「 やっぱレシーブ力は低いべ… 」
「 だな…1年だけじゃない…俺達もだな。 」
晴香先輩と喜清先輩が話していた。
「 お、よくわかってんじゃん 」
声の主は十磨サンだった。
「 …アンタ、何しに来たんだよ。 」
「 えぇ~弟に挨拶に来たっていいじゃんねぇ… 」
と笑って俺と目が合った。
「 あ、そうそう。その小さい君、 」
「 か、叶桜芽だ…!! 」
「 叶ちゃんね~叶ちゃんの最後の速攻凄かったね! 」
「 あっ、えっ、エヘヘ 」
「 今日は俺のコンディションが悪くて最終セットだけだったけど今度はフルでやろうね。 」
「 あ、そうそう。あとサーブも磨いておくから。背高い君も、叶ちゃんも、飛和もみんな 」
「 レシーブ練習する事だね。でもまぁ、レシーブはそんなすぐに上手くなるもんじゃないけどね 」
「 2年のエースくんは分かってると思うけどね 」
「 …… 」
「 次戦えるのが楽しみだね~ 」
「 ……次も絶対勝つ!! 」
「 そう、じゃあ楽しみにしてる。あ、あと飛和、帰ったらメシ炊いててね。 」
そう言って十磨サンは帰って行った。
「 んお、どうしたの錬。勝ったのに… 」
家緒先輩の声が聞こえた。
「 いや…もちろん攻撃力はあると思う。叶と飛和の速攻も凄い。俺もエースなのかもしれない。でも、レシーブに穴があるのは今だけのはずなんだ… 」
「 そうだね…三波さん、帰ってくるかな。 」
「 帰ってくるよ!!きっと、 」
「 ……… 」
2年の先輩は少し悲しそうな顔をしていた。
「 よし、皆さん暗くなる前に帰りましょうか 」
武田先生はそう言って帰るように促した。