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次の日の休み時間、昨日聞いた「ミナミサン」のことを家緒先輩に尋ねた。




「 家緒先輩、昨日錬さんと話してた「ミナミサン」って誰なんですか? 」




「 あぁ、1年は知らないか…元々居た3年のエースだよ 」




「 エース…今のエースって錬さんじゃないんですか? 」




「 まぁそうなんだけどね。エーススパイカーじゃないんだ。エースなんだけどリベロなんだよ 」




「 リベロ!! 」




「 今年になってから部活に来る素振りさえない…同じクラスだから結構誘ったりしてるんだけど…戻ってきて欲しいんだけどな… 」




晴香先輩が悲しそうに言う。




「 …じゃあ、俺、話してきます!!見てみたい!! 」




「 え、ちょ、叶…?! 」




俺はミナミサンを訪ねて晴香先輩と同じD組に行った。




「 どの人だろ… 」




俺はミナミサンの特徴を聞くのを忘れていた…




呼び出すのもなんか変だし…




「 叶…!!急に走り出すな…! 」




後ろから晴香先輩と家緒先輩が追ってきた。




「 あっ、す、すみません…!!つい…!! 」




「 おーい、三波~石ちゃん先生呼んでたぞ~ 」




「 え、俺なんかやらかしたかな…ありがと、 」




ミナミという名前を聞き目を向けると俺より背の高いちょっと髪の長い人だった。




「 楓良、 」




晴香先輩が声を出すとそのミナミサンは目を逸らして行った。




「 ごめん晴香…俺もうバレーは… 」




「 うおぉ!!エースリベロ!!かっこいい~!! 」




俺は近くで強い人を見れた喜びで思わず声が出てしまった。




「 え、 」




「 あ、す、すみません…!!あ、叶桜芽です!!1年!! 」




「 は、はぁ…み、三波楓良です… 」




「 え、えっと、三波さんはエースリベロなんですか?!! 」




「 叶、これ以上… 」




「 叶くんには申し訳ないんだけど俺はもうバレーは… 」




「 そうなんですね… 」




それから予鈴がなったので俺は自教室に帰った。













Asas laranja

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