ハク「今日もつまらない1日だったな…」
そう言って僕は学校からの帰路についていた。
ハク (なんでもない毎日の繰り返し……つまらないな)
そんな事を考えていると危険を感じた。
そして前を見るとトラックがこっちに向かってきていることに気がついた。
しかしとっさに体が動くこともなく、僕はトラックに衝突した。
……目が覚めると目の前には快晴の空が広がっていた。
ハク(病院ってわけじゃなさそう…)
そんなことを考えていると声をかけられた。
???「目が覚めたか」
声をかけられた方向を見ると立派な白い髭をつけた老人が立っていた。
???「間違えて殺しちゃった★」
…と、老人はそんなことを言った。
ハク「エッダレ?」
そう聞くと
神様「わしは神じゃ」
老人はそんなことを言った、そして
神様「それとお前名前はなんじゃったっけ?」
と聞き返してきた。
ハク「僕の名前は天鳥ハクっていいます……って、あなたが神様なんて信じられるわけ無いじゃないですか」
と言うと、老人はこれならどうだと言わんばかりに周りにあるものを次々と宙に浮かせていった。
ハク(……どうやら神様というのは嘘じゃなかったらしい)
ハク「あなたが神様ということはわかりましたけどなぜ僕はこんなところに…?」
そう質問すると
神様「もともと殺す気はなかったんじゃが間違えて殺してしもうてな」
そう神様は言った。
ハク(神様の間違いで死んだのぉ……?)
ハク「僕はこれからどうなるんですか?」
神様「これはわしのミスじゃ、お前には生き返ってもらう」
ハク(どうやら僕は生き返ることができるらしい)
神様「しかし元の世界に戻すことはできん」
ハク「えっ?」
神様「普通は生き返ることができるんじゃが今回はわしの手で殺してしまったから普通には生き返ることができないんじゃ」
ハク「じゃあ僕はどうなるんですが?」
そう聞くと神様はこう言った。
神様「まぁ適当に転生な世界に転生させてやろう」
神様「わしのミスで死んでしまったらからまぁまぁ強い体に魂を入れてやるから安心せい」
と言われ次の瞬間光に包まれたと思ったら暗い森の中に一人で立っていた。
そしてそこにはひとりの金髪の少女が立っていた。
ハク(とりあえずここがどこなのか聞いてみるか)
そう思ったとき少女がこちらに気づいたらしい。
そして少女は次に
???「お前は食べてもいい人間なのかー?」
と言った。
ハク(食べる…?)
そう思った瞬間に少女がものすごい勢いで襲い掛かってきた。
ハク(死んだらあの神に文句言ってやる…)
そう思いながら目を瞑ると、辺りに轟音が鳴り響いた…。
しかしいくら時間が経っても衝撃は訪れなかった。
恐る恐る目を開けると僕の前には赤い巫女服を着た少女が立っていた。
そしてあの金髪の少女を一瞬で片付けてしまった。
その巫女服を着た少女はこちらを見て
???「大丈夫だった?」
と言った。
ハク「ありがとうございます…助かりました」
???「ここらへんは妖怪が出やすいから気をつけないといけないわよ」
ハク(妖怪……?)
ハク「あの…妖怪って?」
???「あなた妖怪の事も知らないの?」
ハク「気付いたらここに居て……」
???「気付いたらって…外来人かなにかよね…」
ハク「あの…名前教えてもらってもいいですか?」
霊夢「あぁ、自己紹介がまだだったわね、私は博麗霊夢っていうの、霊夢って呼んでちょうだい」
ハク「わかりました、僕はハクっていいます」
霊夢「わかったわ、それで、ここがどこかって話だったわよね?」
ハク「そうです」
霊夢「ここは幻想郷、外の世界で忘れ去られた者達が来る場所よ」
ハク(幻想郷って元の世界でも聞いたことあるな…まぁ僕はにわかだからほとんど知らんが…)
霊夢「立ち話もなんだしハクのことは神社で詳しく聞くとするわ、ついて来て」
そう言われたので霊夢について行くことにした。
ハク「ハァ……ハァ……」
今僕は危機に直面していた。
ハク「この階段いつ終わるんですか……?」
ハク(見た感じあと100…いや、150段はあるな……)
霊夢「あとちょっとよ」
ハク 「もう…無理……」
そんなことを言いつつ結局最後まで登りきったのであった…。
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