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悪魔を見た
見たくなかった
あの日の出来事
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人が倒れ
血を出し
嘆くもの、
怒り狂うもの、
その全てがあの頃の俺には怖く、悲しく見えた
*・____________________________________・*
「ッ….」
俺の中で天使と悪魔が喧嘩する
学校に行くか、行かないか
「、、」
俺は行く選択をした
「せんせ、」
『今日はその日だったんですね』
先生は悪夢を見た日を分かってくれてる
「うん、」
『どうしますか?休みます?、』
「屋上行きたいな、」
『、!そうですか』
『それじゃあ好きな時に行って下さいね』
「はーい、」
それから3時限目まで休んだ後、俺は屋上へと向かう
「今日も綺麗、」
そんな時、屋上行きのドアが開いた
誰だろう、
そう思い振り返る
《ビンゴ》
「?、」
誰だろう
よくみると既視感がある
「副生徒会長….?」
《あぁそうだ、副生徒会長だ》
「どうしてここに?」
《まぁ、簡潔に言うと、、》
《お前を探し出す為だな》
探し出す…?
何のことだ?
「つまり…?」
《お前が欠席続きなのは知っている。だからそろそろ退学でも良いかと》
《そんな話が上がっているんだ》
「退学ッ…?」
《あぁ、お前が休みすぎているからな、w》
「、….」
《どうだ?怖気付いたか、?w》
「そう、そっか」
《、….?》
「じゃあ、そんな堅苦しい副生徒会長さんにはもう見せても良いかな、」
《は、…?お前、何をッ、》
「ねぇ、どう思っても良いからさ、感想ちょうだいよ」
《感想…?、》
空を眺め、目を伏せ、全身の力を抜く
すると人は、嫌いな人を見る目になるらしい
俺はその目を「嫌いな人を見る目」ではなく、「本当の自分を写す鏡」として使っている
そっと、ゆっくり、目を開ける
「ね、副生徒会長さん…?」
《ッ…!》
「じゃ、感想」
「速くちょうだいね」
《…..、お前を見直した》
「…!珍しい」
「じゃあ、友達になって」
《友達….?こんな俺とお前が?》
「俺を見直したんやろ?」
《ま、まぁ、そうやけど….》
「じゃ、友達になって、このことは誰にも言わない。秘密ね」
《ッ…..おん、分かった》
《でも、退学のことはどうするん、?》
「それは副生徒会長さんがなんとかして。俺は別にどうなってもいい」
《….、、そっか、》