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ジウン 「ジミン…さん?」
ジミン 「うん、ジミン。自己紹介するまでもないと思ってたんだけどなあ…俺もまだまだか笑」
ジミン 「ナイフの訓練で俺の所に来るってことは、よっぽどの自信家か俺のことを知らない無知な子ってことになるけど、ジウンは前者かな?」
ジウン 「あー…」
この人強い人なんだ。
選ぶ人間違えたみたい。
ジウン 「おっしゃる通りです」
ジミンさんは目をパチクリさせながら驚いたように私を見つめた。
ジミン 「名前知らないみたいだからまさかとは思ってたけど、苦笑。俺、こう見えてもナイフを使えば“世界NO.3”なんだよね」
ナイフか。
ナイフでもNO.1は私、No.2は学校長だったはず。
(総合もNo.1はアビス、No.2は学校長)
ジウン 「へー、すごいんですね」
私に比べちゃ全然だけど←
ジミン 「え?ふふっ、君おもしろいね。俺を知っても全然動揺しない。なんか気に入った!」
ジミン 「ジウンの度胸に応えて、今日は基礎じゃなくて俺と1体1で戦ってみるのはどう?」
え、なにそれ。
超面白そう♡♡
ジウン 「はい!おねがいします!!」
ジミン 「OK。ニコッ」
ジミン 「あ、テヒョア暇そう!審判やってよ!」
テヒョン「ん?いいよ」
おや、綺麗な人
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ジミン 「ジウン、メガネはいいの?」
ジウン 「付けてる方が見えやすいんで」
ジミン 「そっか。じゃあ、始めようか」
ザワザワ
ザワザワ
全員の視線が嫌というほど集まってる。
でも、そんなことどうでもいいや
ナイフNO.3、少しは面白くなりそうじゃない。笑
ああ…早く殺りたい
テヒョン 「それじゃ、準備はいい?」
ジウン 「えぇ」 ジミン 「いいよ」
テヒョン 「勝利条件は、それぞれ2人が手に持っているシリコンのナイフを相手に当てること。どこに当てても勝ちとする。」
テヒョン 「いくよ、よーい」
タタタタタタッ
“始め”という声と同時に、ジミンさんがもの凄い速さで迫ってくる。
構えからするに私の首に狙いに来てる。
だから私は、すかさずその場にしゃがみ込んだ
カスッ
ジミンさんのナイフが宙を切った。
ジミン 「…えっ」
ジウン (うーん、やっぱり所詮NO.3よね)
私は隙だらけのジミンさんの心臓にシリコンのナイフを一突きした。
ジウン 「チェックメイトです。」
辺りの空気がシンと静まる。
そしてその後すぐに、
大きな歓声が訓練場に響いた。
ジウン 「ビクッ」
女性徒1 「ねぇ、だれあの子!」
女性徒2 「ジミン様に一突き!?一体何者なの!」
男生徒 「す、すげえ!!」
あ、やば。
目立ちすぎたかも
ジウン 「あ、あはは~苦笑」
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ジミンside
テヒョン 「ふっ、新入生に手でも抜いたのか?新入生といえ、本気でやらないとあの子の為にならないぞ、ジミナ」
テヒョアはそう言って俺の肩をポンポンと叩いた
俺はその手を掴み、震える声でテヒョアに言った
ジミン 「俺は手なんか抜いてない」
テヒョン 「え?」
ジミン 「新入生とはいえ、手なんか絶対に抜かない。本気でジウンの首を目がけて走った…」
テヒョン 「……」
ジミン 「でも、気づいたらジウンは俺の目の前にはいなくて…現れたと思ったらナイフを当てられてた…」
テヒョン 「え、え?ジミナ?それって…」
ジミン 「ジウンは、アビッ…」
ジウン 「いやー、この訓練場滑りやすいですね」
ジウンがなんの気配もなく俺達の目の前に現れた
ジミン 「ジウンッ…」
ジウン 「うっかり滑ったらジミンさんのナイフを避けてたなんて奇跡ですね?!私!」
ジミン 「え?滑った?」
ジウン 「はい!
あれ、もしかして避けたと思ってました?笑」
ジミン 「え、あ…あーそっかそっか、、!苦笑」
テヒョン 「俺達てっきりジウンちゃんがアビスなのかと」
一瞬だけ、ジウンの顔が曇った気がした。
ジウン 「いや~そんなわけないじゃないですか~」
ジミン 「そうそう!
ナイフを当てた時も、“チェックメイト”って…!アビスが獲物を殺した時に言うやつ!!」
ジウン 「あー、私アビスファンなんで♡」
ジミン「な、なんだ~アハハ」
ジウン 「それより、そちらの人は?」
ジミン 「あー、こっちは俺の親友のテヒョア」
テヒョン 「よろしくね~」
テヒョアがニコニコとジウンちゃんに手を振る
ジウンちゃんもそれに応えるようにとニコニコと手を振り返した。
何故だろう。
彼女の話を聞いてもなお、
俺の中で、胸のざわめきが消えてくれない。
ジウン 「よろしくお願いします!テヒョンさんすっごくかっこいいですね〜」
茶目っ気に笑う彼女の瞳を、怖く感じた。
君は…一体何者なの、?パク・ジウン