変わらぬクリスマスが始まった。
でもね、 彼のような自分を理解してくれる人がいることを誇らしげに思うクリスマス。
朝起きて、彼と日課になっていたおはようラインを送り合う。
「おはよう。」
「おはよう、突然だけど月って恋人いたことある?」
「まぁ、いるよ。過去に2人。」
「そっか。なんか、正直しんどいかも。」
「ちなみにさ、どこまでした?」
「うーん、普通に。」
「ちゃんと正直に言って。」
「最後までした。」
「まぁそうだよな。」
「うん。壮は?」
いつもはすぐにくる返信が、なかなか来なかった。不安に思いながらも、何度もトーク画面を開いて既読を確認する。
どうしても来ないから、ブロックされているのでは?というひょっとした小さな気持ちを試してみた。
あれ、スタンプ持ってるんだ。
あ、あぁ。そうか。