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※むろなぐというか、むろ→なぐ?

やっと書いたあああああ‼︎

なんで少ないんだッッッッ私がむろなぐを増やすッッッいや、すいませんむろなぐ増えてくださいッッッ

エセ関西弁すいません…

室屋くんは南雲の兄貴にめちゃくちゃツンツンして欲しいツンデレ

羽王戦争なんてなかった平和な世界です




















これは、とある関東極道と関西極道のお話。









南雲梗平には最近悩み事がある。


それは自身が何故モテないとか、

麗しい淑女達のご機嫌とり……ではない。









『会いたかったでぇ…南雲梗平ぇ』ゴゴゴゴ…ッ


『お、おー室屋 久しぶりだな(なんで怒ってんだろ…)』




今、ここは東と西の極道の交流会の真っ最中。

和やかな会話をする組長、幹部クラスを警護しつつ彼らも普段は逢えない人物達との交流会をたのしんでいる。


その中でもとくに深く関わっていた天王寺組とも知り合いが増えていく天羽組だが…

南雲は天王寺組…戸狩派の室屋柊斗との接し方に悩んでいた。


『(俺、絶対室屋に嫌われてるよなぁ…)』


基本的に室屋という男は他者には排他的というか…身内で固まるタイプだ。

なら他人に眼中がない場合なら無視だけでいいのに、何故か対抗心を持たれているようでこのように出会う機会があればつっかか…いや、話しかけてくる。

南雲からも一度声をかけたことがあったがその時はまるで猫が威嚇するような反応をされた。

背後から声をかけたら凄まじい速さで距離を取られ、兄貴分の戸狩や渋谷の影に隠れてしまい睨まれる。

あれ以来、その広い視野で彼を見かけても先に声をかけないようにしたのは秘密である。




『相っ変わらず、しまりのない阿保そうな顔しとるな』

『おいおい…イケメンの間違いだろぉ?』(にこッ)

『ッ////』

『ん?どうした?』

『………うっさいッ ヘラヘラしとんな気色悪いッ』

『ひ、酷いな』


南雲が微笑んだだけでも室屋は頬を赤らめて噛みついてきて…

そんな態度に南雲は困ったように笑う。








『……何してんや室屋の阿保は…』

『あー…室屋の兄貴ってば、あれほどツンデレ封じなアカンゆーたのに…』

『好きな子に意地悪する小学生かいなあいつ』

『昨今、小学生の方が恋愛の駆け引き上手いでっせ』


そんな室屋を呆れたような…生暖かい目で見守るのは戸狩と岸本。

既にお分かりだろうが、

室屋は南雲に片想い中なのである。

しかし天王寺組でいちにを争うツンデレ…。

尊敬する戸狩や上司には素直なのに卑屈的な性格も重なり南雲を相手にするとそれはもはやツンデレというかツンツンになる。


『すんませんうちの阿保の室屋が…』

『いえ、お気になさらず』


遠くではカシラ同士が保護者の空気を出す始末。




『室屋の兄貴も、話しかけるので精一杯なんですかね〜』

『南雲さんにはほんま申し訳ないわぁ…』




まさかそんな会話が繰り広げられてるのを南雲は知らない。





『(うーん……困ったなぁ 話題が…)』


嫌われていては仕方ない。

女性ならば潔く身を引くのだが相手は同性。

決して広くはない世界で武闘派として同じ境遇の彼とはなんとか関係が改善出来ないか…。

歳上の余裕か、南雲は室屋を観察するようにじっと見つめる。


『…ッ//(な、南雲の奴なに黙ってこっち見とんねんッッッ いっつも飄々としてムカつく…つーか相変わらず美人や…////)』

『(顔が赤い…?酔ったのか……ん、そういえば…)

なぁ、室屋 確かワイン…好きだったよな?』

『っ、な、なんや急に……ッ(俺の好きなもん…覚えてる…ッ⁉︎//)』

『いや、恥ずかしいんだけど俺カクテルとかは勉強してるけどワインに自信はなくてさぁ

室屋と飲みに行けたら色々勉強になるかなぁって思ってさ♪』


南雲はスラスラと流暢に語りながら慣れた手付きでスマホを取り出す。


『LINE教えてくれよ んで、室屋の好きそうなワインが置いてる店探しとくから行こうぜ?

あ、俺とふたりが嫌ならお互い連れ呼ぶとか…俺は華太…そっちの岸本くんや戸狩さんとか』

『…っ、ど、どーせ女口説くための知識が欲しいんやろ…ッ ……しゃーないな…っ』





『あ!あの室屋の兄貴がやっとLINE交換してはりますよ戸狩の兄貴‼︎‼︎泣いちゃいそう〜っ』

『なんや、童貞非リアの反応丸出しや室屋…』




『……よし、じゃあまた連絡するからな』(にっこり)

『(……妙に手慣れとるなこいつ……アカン…モヤモヤするわ…)』

『室屋?』

『……り…』

『?』

『…ふたりで、ええ……ふたりで行こか…//』

『! あぁ、行こうな』(ニカッ)





『戸狩の兄貴〜!デートっす!デートっすよあれは!』

『成長したのぉ……アカン、泣けてくるわ』


ツンツンなツンデレの室屋の成長に涙が出そうになる戸狩派。


『今夜は赤飯や…』

『赤飯入りお好み焼きにしましょか〜』







『御歓談中失礼します 南雲の兄貴、カシラが呼んでます』

『お、華太 わかった(カシラ?なんのようだ?)』


小峠が南雲に耳打ちをするのを、

室屋はつまらなそうに…不機嫌そうに睨む。

南雲はカシラの元へ行ってしまう。


『(なんやこいつ…)』

『おい』

『あ?』

『南雲の兄貴に変なこと考えるなよ?』

『…あ”⁇なんやおまえ…』



不躾な言葉に小峠を睨むが、室屋に対して小峠も冷めた目で返す。


『あの人、良く勘違いされやすいんだよ とくにおまえみたいな輩とか』


南雲梗平という男は…

身内の中でもかなり慕われている。

この小峠華太は、そんな尊敬する兄貴分に近寄る悪いムシを叩き落とすのが役目。

……狩猟刀の彼もまた、然り。




『………上等やボケぇ…』




宣戦布告なのか、警告なのか。


南雲梗平という男を巡り、

室屋の想いは実のか…





これは、東西のとある恋模様のはなし。



end

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コメント

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さいっっこうです!!これからも頑張ってください‼️

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