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この世界には3つの種族が存在し、その世界を治めるのがユウェルという王国だった。
ところで、3つの種族とはどんな種族かというと…
①人間族→説明:ごく普通の人間族
異能:無し
②女神族→説明:国、世界を治めている一族
異能:回復・治癒
③騎士族→説明:女神族の護衛、優秀な者は女神族と結婚し不老を得る
異能:聖力(剣にさらなる力を加える)
そして、この物語はある火山地帯から始まるのであった…
ドォーン、ドドォーン
今日は4年の1度ローズマウンテンが大噴火を起こす日。
大きな岩石や灰が降り注ぐ中に少女が倒れていた。そこに…
コツ…コツ…コツ…コツ…
やってきたのはある少年だった。彼は彼女の体を起こした。
少女「ここは…」
少年「何で君はここに居る?こんな危険なところに…」
少女「私…分からない…」
ドォーン、ドドドォーン、ドォーン、ゴロゴロ…
大きな岩が2人の頭上へ…
少年「危ない…!」
彼は彼女を抱きかかえた…
ドゴォーン…
少女「…」
少年「大丈夫か…」
彼女は気を失っていた。彼は彼女を抱きかかえたまま火山地帯の上空を飛び去っていった…
彼女が目を覚ますと、大きなベッドの上に居た。ローズの匂いが広がる黒を基調とした部屋だった。
少年「目を覚ましたか」
少女「あなたは…助けてくれた…」
少年「エレンだ、怪我しているところはないか?」
少女「はい…おかげさまで」
エレン「お前、名前は?」
少女「…名前…わからない」
エレン「記憶が無いってことか?何も覚えていないのか?」
少女「…はい」
エレンは彼女に寄り添うようにそっと頭に手を乗せた。
エレン「不安だろ、いきなり知らないところに連れてこられて」
少女「…はい、でも初対面でこんなに優しくしてくださって…貴方と居ると安心できます…」
エレン「…そうか、とりあえずお前の記憶が戻るまでこの城に居ろ、外は危険だからな…」
少女「はい、ありがとうございます…」