チュッ
「んっ…!?⸝⸝」
プハッ…
「な、何すんだ…!⸝⸝」
「スバルちゃん…。」
「な、なんだよ…」
「僕の主人公になってくれない」
続き〜
「は、?」
「だから、僕のゲームの主人公になってくれない?」
「はあ…?」
「なんか、マネちゃんからどういう主人公がいいかって言われて僕、思いつかなくてさぁ…笑」
「それで、スバルを主人公にしたいってことか…、?」
「うん。」
「なんでスバルなんだよ…。」
「なんでだろうね…笑」
“好きだから…”
(なんて言えない…。)
(ゲームの中だけでいいから、僕は君と結ばれたい。)
って言ったら君はキモイとか言うんだろうな…。
「まあ…、いいぞ。」
「え、いいの?」
「おかゆからの頼みだしな!」
「…⸝⸝」
「じゃあ、今日から君は…僕の…、僕だけの主人公だからね!」
と言って微笑む。
「ああ…⸝⸝」
そんなおかゆにまた照れてしまった…。
〜おかゆの家〜
「ただいま〜」
「お邪魔します。」
「そこら辺でゆっくりしててね〜。」
「はぁーい。」
(今、思ったけどそういえばおかゆとお泊まりするんだった…。さっきの主人公がなんたらかんたらですっかり忘れてた…)
「じゃあ、僕料理してるからスバルちゃんそこら辺でゆっくりしてて〜。」
「え、ああ…うん。」
(と言われても…何をすれば…)
「ニャン…」
「あ、てまり。」
てまりはスバルの脚に体を擦り付け、甘えてくる。
「ははっ、お前は可愛いなぁ…。」
と、言っててまりを撫でるとてまりは嬉しそうにしっぽを振る。
(あー、癒し…)
「じー…」
「…」
(なんか、猫又さんこっち見てる…?)
「スバルちゃん」
「どーした?」
「ちょっと手伝って欲しいなぁって。」
「あ、気が利かなくてごめん。」
「ううん、全然。」
「何すればいいんだ?」
ギュ
「はっ…!?⸝⸝」
「てまにゃんだけに構っててずるい…」
「いや、ずるいって言われても… 」
「スバルちゃんは僕だけの主人公でしょ?」
「まあ、そうだけど…それとこれとは違うだろ…。」
「むっ…」
「それに恋人同士じゃないのイチャイチャなんてするわけないだろ…。」
「僕のゲームの中は主人公と僕がイチャイチャするけど…?」
「ッ…⸝⸝」
「か、関係ない、そもそもスバルたちは友達なんだぞ…?」
「でも、僕の主人公になった以上友達のままでいられるかな?笑」
「はっ…⸝⸝ 」
「なーんて、冗談だよ!」
「はあ…?」
「スバルちゃんの反応が可愛くてついからかっちゃった!笑 」
「おい、ꐦ≖ ≖」
チュッ
「へっ…⸝⸝」
「これで許してね?笑」
「カァ⸝⸝⸝」
(こ、こいつ…うぜぇ…!けど…、可愛い”ぃぃ…!!!!!)
(でも…、こいつの主人公…あくまでゲームの中での話だけど…どーなっちゃうんだ…?)
ー今回はここまで
では、また次回。
コメント
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さいこうすぎる!!!ノベルでいち番好きかもです🥹🩵