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ダンジョン一層を突破し、二層へ。風景は変わらず神殿のような場所だった。そこには『ヴァラヌス』というオオトカゲモンスターが出現。かなり獰猛だったが、無事に突破。ちなみに、こんなヤツだった。



[ヴァラヌス]

[属性:地]

[種族:動物]

[詳細]

オオトカゲ系のモンスター。攻撃的で噛みついてくる。その牙には毒がある。



「――ふぅ、数も多かったし大変だったな」

「さすがラスティ様。あのヴァラヌスを瞬殺してしまうとは……。普通の冒険者なら噛みつかれて毒に犯されて死んでしまうのですが」


さりげなく怖いな。

けど、なんとか倒せた。これも島のレベルとゲイルチュールのおかげだ。もちろん、己がレベルアップしているという実感もあった。



三層まで降りると、ウルフ系の『ファング』に襲われた。



[ファング]

[属性:風]

[種族:動物]

[詳細]

ウルフ系モンスター。

疾風迅雷の異名を持つ。

足の速さが自慢だ。



三匹が一斉に飛び掛かってきて、俺は腕でガード。噛みつかれてしまった。



「――このッ!!」



振り払って更にゲイルチュールで物理攻撃を与えた。ファングはグルグルと回転し、壁に激突。塵となった。くそう、足の速さ異常だな。



「グロリアスヒール」



エドゥの回復魔法が俺を包む。

ダメージは一瞬で回復し、痛みも癒えた。……これは凄い。あんな痛かったのに。それに傷だって血が出てたのに消えた。これが大賢者のヒールか。これはスゲェや。


けど、もうそろそろ外は夕方だな。お腹も空いてきたし、多分そんな気がしていた。



「やっぱり、食糧もきちんと持ってこないとダメだね。今日はそれほどアイテムボックスに食べ物も入れてないしな」


「ここまでにしましょう、ラスティ様。深追いは危険です」

「そうするよ。幸い、コボルトやファングを倒した時にドロップした『獣の毛』が20個もある。これは材料になるようだし、ココナツの繊維と合わせて色々作れそうだ」



これで服や布類、カーテンとかも作れるかな。ハヴァマールに頼めば『裁縫スキル』でいろいろ作ってくれそうな予感がしていた。

それに、そろそろスコルも目を覚ましている頃合いだろう。……顔が見たいな。



「では、グロリアステレポートで帰還しましょう。ラスティ様、自分の肩に手を置いて下さいませ」

「え? 手を?」


ポンっと右手を伸ばしてエドゥの左肩に置く。すると、次の瞬間には“ポワッ”と蒼白い光に包まれた。なんぞ……!?


視界が切り替わり、気づけば『家』の前にいた。


「拠点に到着しました」

「――へ」


うそ……あの一瞬で拠点に戻ったのか――!? え、え、ええええええええ~~~ッ!!!


俺はとにかく心の中で叫んだ。

こんなアッサリ戻れるだなんて。



「驚きましたか」

「そりゃね。そのテレポートはどうなっているんだい?」

「ええ、ラスティ様にだけ教えますよ」



[グロリアステレポート][Lv.5]

[補助スキル]

[効果]

あらゆる場所へテレポート可能。『帰還メモ』には、帰りたい場所を指定できる。最大二つまで。『ダンジョンメモ』には二つまでダンジョン前の座標をメモリできる。


Level.1:ランダムテレポート

Level.2:帰還メモ①

Level.3:帰還メモ②

Level.4:ダンジョンメモ①

Level.5:ダンジョンメモ②



「そういう事か。つまり、テレポートで俺の島の家をメモったわけか」

「はい、なのでいつでも帰還できます」


これは楽ちんだ。わざわざ歩かなくていいとはな。ダンジョンメモも出来れば、あのランダムダンジョンへのアクセスも楽々。エドゥの存在は貴重だな。


家へ入ろうとすると、家の中から飛び出してくるスコルの姿があった。うわ、泣いてる!?



「おかりなさい、ラスティさん! 寂しかったです……」

「あー…、ごめん。連れていこうとは思っていたんだよ。でも、スコルが気絶しちゃったから」

「わたしの方こそごめんなさい」


こうションボリされると心が痛い。

せめてものお詫びとして、俺はスコルを抱き寄せた。

無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ

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