テラーノベル
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ローレンさんが俺を逃さない様に抱きしめながら肩や首に口付けをする
俺はまだ気持ちが揺らいでいた
憧れていたローレンさんが俺を守ってくれると言ってくれたのに‥‥
でもまだ葛葉さんへの恐怖が体に染み付いているから
その時鎖骨へ唇を落としていたローレンさんが、そこを強く吸い上げた
「んっ!待ってロレさんっ!‥‥それは‥‥」
そんな事されたら新しい痕が付いてしまう
もしも葛葉さんに気付かれたりしたら‥‥
いや
葛葉さんはそんな事気にしたりはしないだろう
どうせ俺は葛葉さんが欲しい時にそこに居ればいいだけのただの『物』なんだから
「ごめん‥‥痕つけちゃった」
「俺こそすいません‥‥本当はこんな事言いたくないのに」
「いや、俺がお前の事考えないで全部欲しくなっちゃったわ。困らせる様な事してごめんな」
「やっぱり俺達‥‥っ!」
言いかけた唇が塞がれる
“関係を整理してから付き合う方が良い”
その言葉はローレンさんに飲み込まれた
ローレンさんの手が太腿を撫でる
その手が俺の腰を掴むとゆっくり体の中にローレンさんが入って来た
「‥‥んっ‥‥あっ‥‥」
ローレンさんと繋がってしまった
本当ならば嬉しいはずなのに
これは俺の性格の問題なのかもしれないが、一方的に支配されているとはいえ‥‥
二股をしている様で心が落ち着かない
いけないと思いながら目の前のローレンさんの手を離したくないと思ってしまった
いつもの様に押さえつけられる事もなく、安心してその腕にしがみ付く
「あぁ‥‥っ‥‥ロレさんっ!もうっ‥‥」
「小柳っ‥‥っ‥‥俺もっ‥‥!」
全てを出したローレンさんが俺の胸に顔を埋める
まだ余韻の残る中、俺はローレンさんの長い髪へ指を梳かす
その手をローレンさんが掴むと手首にキスをした
俺たちは見つめ合うとまた体を重ね合う
まるで火が着いたかのように俺達は体を重ねた
それは次の日も
その次の日も‥‥
葛葉さんが今週忙しいのは誰もが知っていた
それを知って俺達は逢瀬を交わした
まるで現実から逃れるように‥‥
でもいつまでもそんな日が続く訳がない
そんな事はお互い知っているけど‥‥
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珈琲
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コメント
3件
うわぁ第8話…!めっちゃ切なくて胸がぎゅってなったよ😭💔 ロレさんに抱きしめられて安心してるのに、同時に“葛葉さんの物”っていう自分を否定できなくて、その狭間で揺れる主人公の心情がリアルすぎて辛い…。痕つけちゃった後の「ごめん」の重みも、全部飲み込まれちゃう口づけも、もうドラマチックすぎて泣いた。現実逃避みたいに重ねちゃう二人、でも終わりが来るって分かってるのがまた切ない…次の話が待ち遠しいよ😭✨