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「ん…♡♡ふぁ、っ♡♡」

「カルマくん、気持ちいいかい、?」

「きもち、ぃ、♡きもちぃ、♡からぁ、♡♡」

ぱちゅ、ぱちゅんっ、♡と水音とカルマの喘ぎ声が部屋に響く。

太宰は悪戯っ子なカルマが自分の下で好きにされて居る、と云う状況に興奮が止まらなかった。

又部屋にこちゅんっ、ぱちゅ、ぱちゅっ、♡と水音が響く。

「ぁ♡ひぁ、♡♡や、いく、っ♡♡♡」

「イって良いよ、っ♡」

ごつん、と前立腺に当たる音がナカでする。

「ひぁああっ!?♡♡♡♡♡」

「っく、、♡締め付け、やば、っ♡♡」

カルマは潮を吹き、太宰は一粍にも満たない厚さのゴムの中で射精する。

「はー、っ♡らざい、さ、♡♡」

「一度抜くよ、」

そう云って太宰はナカに入って居る自身を抜く。

抜く途中できゅぅぅ、と締め付けて来た物だから、其処の可愛さに太宰の自身は出したばかりだと云うのに関わらず勃って居た。

「らざぃ、さ、♡もーいっかい、♡」

そう可愛い恋人に言われて仕舞うと、もう一度新しいゴムを口で乱雑に開ける。然して自身に付けようとした処で、手元の解けてしまった包帯をきゅ、と軽く引かれた。

「……ごむ、いいから…ナマで、ほしい、」

「お腹を下してしまうよ、此れは付けなきゃ。」

「…あしたもどーせ、ちこくだろーし…べつにいーでしょ、かわいーこいびと、のねがい、ひとつやふたつ、かなえられないわけ?…‘オトナ’でしょ、」

呂律が回っていないのか、所々詰まる。

そんなカルマの仕草に、『可愛くてしょうがない』と云いたげな興奮した顔をして、「しょうがないねぇ、」と云ってゴムを其処等に放り捨て、生で挿れる。

ずぷずぷ、ぐぷ、と卑猥な音を立て乍ら挿れ込んで行く。

「んぁあぁ、♡♡♡いく、あつぃ、♡♡」

「すまないね、っ…私も今、余裕が無い…ッ」

きゅぅぅん、と締め付けて、良く絡み着く腸壁は、迚も具合が良い。

ローションを惜しげも無く使い、数十分程…カルマが何回も達して仕舞う程の時間でとろとろにしたナカは、正に『名器』と云うに相応しい程に相手へ快楽を与え、本人の敏感さでまたナカが締まる。

生となれば刺激も強く、元々飛んで居たカルマの理性が快楽により更に限りなく飛び、今や快楽を追うのに夢中になって居る。

「は、ッ♡カルマく、っ♡♡」

「ひぁ゙♡♡♡いくいくっ、♡♡♡♡すき♡もっとぉ、っ♡♡♡♡」

ぱちゅんっ♡♡どちゅッ♡ごつごつっ♡♡と前立腺や最奥__結腸の入口を突き上げる様にして擦ってやれば、カルマはまた潮を吹き、其れだけでは物足りずびゅるびゅるっ、と吐精する。

「あ゙っ♡♡だめ♡♡♡いったばっか、♡♡♡」

「ごめん、っ♡もう一寸だけ…っ♡♡♡」

「あ゙ぁああ゙っ♡♡♡♡♡むりぃ゙っ♡♡♡♡」

ごりゅごりゅ、と結腸の入口を擦れば、カルマはもう一度達する。其れも出さずに。俗に言う‘メスイキ’をしたのだろう。

其れと同時に太宰はどぷどぷっ、と二回目にしては多く精液をカルマのナカに出す。

「は、っ♡♡もっと、♡もっとぉ、♡♡なかに、出してよ、♡♡♡」

「一寸、♡締め付け過ぎだよ、っ♡♡」

太宰はそう云い乍ら、無意識にとろとろ、と先走りやらを結腸内に注ぐ様に送り込む。

最早奥迄太宰の物が来て居ると云う事実だけできゅうきゅう♡ときつく締め付けてしまう程敏感になったカルマは、へこへこと腰を揺らし乍ら太宰の首の後ろにするり、と手を回す。

「っく、♡♡♡」

「ぁは、♡♡もっとだしてよ、♡♡♡あついの、もっとどぷどぷ♡って、♡♡」

カルマは無意識に太宰の耳元でそう甘ったるく囁くと、太宰はびゅるるるっ、どぷ、びゅっ、とカルマに遠慮無しに中出しする。

そうしてカルマは意識を手放し、目を瞑った。





















<赤羽カルマside>


朝起きると、隣に居ると思っていた人物は居なかった。

ぶわ、と頭の中に不安が広がり、服を着る余裕も無く、痛む腰も無視して家中を探し回った。


結果、太宰は居なかった。

あぁ、捨てられたのか。と悟った。

自分の体もシーツも綺麗になっており、後処理は完璧にしてくれた事を感じた。

それと同時に、昨晩の事が無かったように感じて無意識に涙が頬を伝った。

自分は泣いている、と自覚したら、もう涙は止まらなかった。

止めようにも止められなく溢れ出る涙と嗚咽だけが絶望を表していた。

あの夜が初めてでは無かった。

その為、恐らく自分に飽きたのだろう。

太宰さんほど顔が整っていれば、他の相手もじきに見つかる。

いや、他の俺よりも良い相手を見付けたから俺を捨てたのかもしれない。

ネガティブな思想が頭の中にぐるぐると周り続ける間も涙は床にこぼれて染みを作る。

辛い、苦しい、嫌だ。

負の感情だけが己を支配して、まるで自分が自分じゃないようだった。

それが、怖かった。

怖い、怖い。

そんな時に家のピンポンが鳴った。

そこでハッとして急いで服を着て、涙も無理矢理止めた。

上手く笑えるだろうか、という不安だけを残して扉を開ける。











<太宰治side>


後処理をして一度自分の家…否、寮に忘れ物を取りに行ってから戻って来て、開けられた扉の其処には泣いた後の様に目元が赤くなっている。

其れに混乱し、慌てて声を掛ける。

「ど、如何したの!?何かあった、?若しかして腰痛い!?だとしたらごめんね、?」

気に障らない様に下手に回る。そうして慰めようと頑張っていると、自分の恋人…赤羽カルマが泣き始める。

「ひくっ、なに、しにきたんだよ、っ、別れの挨拶でも、しにきたのかよぉ、っ」

ぐすぐす、と嗚咽混じりにそう言い放った。

「別れ、?な、なんで、!?若しかして起きた時隣に居てあげられなかったから!?ごめんね、ごめん、っ!」

取り敢えず玄関に入り、扉を閉める。

其れからぎゅっと抱き締めて、慰める。

「ひぐっ、なんで、?新しいおんなのこでも、みつけたんじゃ、」

「そんな訳無い!!!」

「っ、」

「あ、ごめん、急に大声出して…」

吃驚して、そんな訳無い、君しか見てないと伝えたくて。

でも其れは空回りしたようで。

大声に怯えてもっと泣いてしまって、反射的に謝る。

「でも、私は新しい女の子とやらの場所には行かない。抑々そんな子居ないよ」

「うそつき、うそつきっ、どうせ体だけの関係だったんだろ、!?」

「っ…私は、仕事中もプライベートもいつも何時も何時も、君の事を考えてしまう位好きなんだ、っ!体だけの関係なんかじゃない、私は、君の“体”じゃなくて、“君”自身が好きなんだよ!…信じてくれ、」

「っ、そっちから捨てた癖に、なんで優しくすんのっ!ただの性処理道具一つ失うのがそんなに嫌なの!?」

「性処理道具なんかじゃない!…今渡すのも如何かと思うけど……此れ、」

「……指、輪、?」

色々と説得する為に奮闘して、結局もっと落ち着いてから渡したかったけれど、今は此れしか無い、と指輪を渡す。

「今日は、君と付き合って二年だ。…だから、形だけでも…指輪を付ける事で、結婚は出来なくても何時でもお互いを感じられると思って。…駄目かな?」

「っ……ごめん、俺が悪かったよ。…指輪…かぁ、ありがとう、俺も肌身離さず着けたげる。」

「!…良かったぁ……」






























そうして、翌日。

太宰は国木田や谷崎妹、敦から『其の指輪は何?』と聞かれまくり、幸せそうに「私の宝物だよ」と答える物で社内どころか何故かポートマフィア迄『太宰に恋人が出来た』と云う噂が出回り、

カルマは授業中でも幸せそうに指輪を見つめ、殺せんせーやクラスみんなに悟られ、最終的には浅野学秀にうっかり見付かり授業にも影響が出た事をバレ、没収されかけたのを涙ながら「ダメ!!」と殴ってしまい、その後太宰と会ってぐすぐす泣きながら事情を話す事になった。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

3

ユーザー

最高👍(*`ω´)b

ユーザー

後日譚はやっぱ気分☆ まぁコメントしてくだされしてくだされ(←恐らく死'ねばいいと思われる)

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