ボスキ「チっ、どこに行ったんだ主様は」
アモン「主様、元気っすよね~昼間あんなに走り回ってたのに」
夕飯を食べ終わった主を部屋に居るように言って、執事達は夕飯を食べに行った後のこと。ボスキは主様を寝かせようと主の部屋に行ったら主がいない……
そして現在、2階組で主を探している。
ボスキとアモンが1階と地下。ハウレスとフェネスが2階と3階で二手に分かれる。
ボスキ「一応見張り台とかも見ておくか。アモン、お前は違うとこ探しといてくれ」と、ボスキが言うと、はいっす!と元気よく返事をするアモン。
トコトコ
ボスキ(あの青い髪は…)と、ボスキが思っていると、主が急にボスキの方を見て、ボスキにぃ!とボスキの所に走ってきた。
ボスキ「はぁ、主様。部屋で待っててくれって行ったよな?」と、呆れた声で言うと、主が
主「だって星が綺麗だったんだもん( ._.)。」と、俯く。
ボスキ「そんなのは後で付き合ってやるから黙っていなくならないでくれ。心配するだろ」と、ボスキがため息混じりに言うと、主がごめんなさいと言う。
はぁ、今回だけだぞと、ボスキが頭を掻きながら言うと、主は笑顔で返事をした。
ボスキ「主様、そろそろ中に入ろう。風邪をひいたら大変だからな。」
主「まだ星を見てたい」と、言うとボスキがまた明日見に行こうと言うので主は諦めて部屋に行く。
ルカス「うーん、これは風邪だね。」
案の定、熱を出した主。それに気がついたのは、朝ごはんを食べようと食堂に向かっている時に急に主が倒れてボスキが医務室まで抱っこして連れてきた。
現在 医療室
ボスキ「で、主様。なんで黙ってた?」と、主と同じ目線になるように屈んだ。
主「うっ、だって、薬飲むの嫌だったんだもん。それに、風邪って言われたらボスキにぃと星見に行けないかもしれない」主様は俯いて言った。
ルカス「うーん、主様。その気持ちは分かるけど、薬を飲まなきゃいつまで経っても治らないし星も見れないよ?」それでもいいのかな?とルカスが俯いてる主の顔を覗く。
主「ボスキにぃと星見れないのはいや」と、主が首を横に振ると、ルカスがじゃあ頑張って飲もうか♪と言う。
ルカス「はい、主様。あーんして♪」とニッコリと、粉薬片手にルカスが言う。
ボスキ「っ!ルカスさん!俺がやりますよ」と、ボスキが代わりに薬を飲ませる。
ルカス(ふふっ♪ボスキくんも可愛いところあるんだね♪)と、思っていると、ボスキに何笑ってるんすか。と少し睨まれた。
ルカス「それじゃあ、主様。今日は絶対安静だよ?勿論、星を見に外に行くのもダメだよ?熱が上がるかもしれないからね♪」そう言われた主様は少ししょんぼりしてはい、と返事をした
医務室から出て、主の部屋に戻ったらボスキが少し寝とけと言われて、数時間くらい主は寝た。
主が寝ている時
ボスキ「はぁ、あんまり心配かけんなよ。急に倒れたら心臓に悪ぃだろうが。早く元気になってくれよ、主様。」
と、寝ている主の頭を撫でると、主が起きた時のためにロノにお粥を頼みに部屋を出た。
主「んン~」と主が起きると、主の横に長い青い髪を結んでいるイケメンが寝ているのだ。主「ん?ボスキにぃ?」と、主が言うと黄緑色の綺麗な目が少しずつ開く。
ボスキ「よぉ主様もう起きてたんだな。悪いな。主様の寝ている顔を見てると眠たくなってな。少しベッド借りたぞ。」そう言われると主は急にボスキに抱きつく。
ボスキ「ん?主様、どうした?どこか具合悪いのか?」と言いながら主の頭を撫でるボスキ。主「ボスキ、ボスキは私から離れないよね?離れていかないよね?」と、抱きつく手を引っ込めて今にも泣きそうな顔をしてボスキの顔を見る。
ボスキ「……安心しろ主様。俺はどんな事があっても主様から離れない。これだけは信じてくれ。ここに居る奴等はみんな主様から離れねぇよ。」とニヤッと口角を上げる。その言葉に安心したのか主は笑顔で約束!と言う。
ボスキ「そういえば主様。体調はどうだ?ロノにご飯を作らせてあるが、食べられそうか?」
主「うん、さっきよりは楽になったと思うよ。ご飯も食べれそう。」と主が言うとボスキがそうかと安心したように頭を撫でる。
ボスキ「それじゃロノにご飯を貰ってくるから主様はここで少し待っててな。」と言って部屋から出ていった。
数分後、ボスキはトレーにお粥と水と薬を乗せて部屋に入ってきた。
ボスキ「ルカスさんが飯食った後に薬を飲めだとよ。」トレーに乗ってある薬を指差す。
主「この薬めっちゃ苦くて嫌い……」 ボスキ「はっ頑張って飲めよ。」ニヤリと笑いながら言う。
主「いただきます!!!」とスプーンを持つと、何故か手に力が入らなく、ベッドの上にスプーンが落ちた。
主「あ、れ?手に力が入らない?」と不思議に思ってもう一度スプーンを握るとやはり力が入らなく、ベッドの上にスプーンがまた落ちる。
ボスキ「……もし握るのが無理だったら、俺が食わせてやるよ。」と言うと主はありがとうと言う
ボスキは主の食べてる時に見る笑顔に顔が緩む 数十分して食べ終わり、いよいよ薬の時間がやってきた。主はめちゃくちゃ嫌そうな顔をしながら頑張ってボスキに飲まされる。
ボスキ「ふっ、よく頑張ったな主様。」と薬を飲むと頭を撫でられるので、主は頑張って苦い薬を飲むのだ。
ボスキ「俺は食器を片付けてくるから主様はまた寝てろ。」と言うとボスキは食器を持ったら部屋から出て言った。主様はまたベッドに横になって夢の中にすやすや。
コメント
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幼女かよく分からないけど幼女だと思ってくださいᐡ𖦹 ̫ 𖦹ᐡ