みやまる💚🫘🍡 様より、大阪×宮城
※R-18、翻訳方言
「「あーーーー………」」
待ち合わせしていていたラブホテルの前で、2人の男の虚しい声が響いた。
「…大阪、何してるの」
「…そっちこそ、何してんのや」
「待ぢ合わせ…」
「同じく…」
「「………」」
宮城と大阪は何も言わずに、先程までダイレクトメールで会話していたスマホを交換する。
『今ホテルの前います。デニムジャケット着てる背低めのやつが俺です』
『わかりました。僕は薄茶色のコート着てます、すぐ行きますね』
『焦らんくても、夜は長いですよ笑』
『ですね笑』
などなど、自身が送ったメッセージをそれぞれ確認した。
「…お前、こけしさん?」
「うん…大阪は、たこのみ焼ぎさん…?」
「「………」」
やはり相手はDMで会おうとしていた相手そのもの。
普通であれば、偶然だと笑い合って仲良く遊びに行けるだろう。
しかしながら、今回はセフレを作るために会っていた。
大阪はたまにSNSでセフレを募集しており、そこに声をかけたのが宮城だったようだ。
「まあ…ええか。宮城、俺でええなら抱いたるよ。興味あるから声かけてきたんやろ?」
「うん…えっと、僕でいいんだら、よろすくね?」
「おうよ」
ニカッと笑った大阪に手を引かれ、2人はホテルへと入って行く。
大阪は手慣れたように部屋を取り、初な宮城をリードする。
宮城はずっとわたわたしながらついて行き、ドキドキしながらこの先を想像しては頰を赤く染めた。
「ど、どうも大阪。こ、これがらどうしたらいいがな?」
「俺が手取り足取り教えたるわ。一回シャワー浴びよか。一緒に入ろうや」
「う、うん」
今から自分より背の低い大阪に犯されるなんて想像もつかず、宮城は心臓の鼓動を早める。
脱衣所に2人。
寒くなってきて厚着の大阪たちは、無言で服を脱いでいた。
細くて華奢だと思っていた大阪の体は、意外にも腹筋が割れていてがっしりしている。
いわゆる細マッチョというか、着痩せというか。
服を着ても脱いでもひょろひょろの宮城は、ものすごく負けた気がした。
ちゃっかり下半身も見てしまい、なにとは言わないがそちらも大敗北しているようだ。
「……///」
「…なんや、どこ見とん?この変態♡」
「ち、ちがうしっ!変態でねぁー! 」
「見てたんは否定せんのや」
「ぅ…」
「なはは!初でかわええなあ、ほれほれ」
つんつん突くと、ひゃっと小さな声を出して顔を赤らめる。
本当に女性のような細さのすらりと伸びた手足で、顔を隠した。
こんなそそる体をした宮城を抱けるのだから、新しくセフレを募集してよかったと思う。
約1000年の間今まで色んな男女を食ってきた大阪だが、友人を食うのは初めてである。
「ひッ」
ツツー…と露になった背中に指を沿わせ、宮城はビクッと身を震わせた。
「なんやかわいい声も出るやんかぁ!もっと聞かして♡」
そう言って背中から首筋に手を這わせて、いやらしい手つきでゆっくり腰を触る。
「ほっそいなぁ…両手で掴めてまうわ」
「ひぁッ♡ん、おしょすいがらやめでけろぉ…」
「なんね、今からもっと恥ずかしいことすんのに。それとも、早く気持ちいいことしたい?♡」
「〜〜〜////」
ひょいと軽々しく姫抱っこされ、浴室へと連れて行かれた。
「さあさ、後ろ解そうか。足開いてみ?♡」
「ん、あぅ…///」
照れながら綺麗な足を開き、大阪は舌なめずりをして穴へ指を挿れる。
既に洗浄済みであると言っていたので、ローションを使ってゆっくりゆっくり穴を広げていく。
「は、♡ん、ひ…ッ♡」
焦れば痛くさせてしまうので、反応を見て良いところを探り当て、イタズラにそこを刺激する。
「ひぅッ!?♡」
「ここ好き?えっちな声出たなぁ?♡」
「は、はひ…♡」
くにゅっ、くにゅっ、と柔らかく暖かい肉壁を押したり撫でたり、キスなどの愛撫を重ねて広げていった。
「確か、抱かれるんは初めてやっけ?にしてはやわこいから、後ろ使って1人えっちしてたん?清純そうな見た目しといて、えらいことやっとるなぁ♡」
「う、うるしぇッ!♡あんッ♡」
すんなり指が入ったことから、結構太めのものを使っていたのではないか…それなら、奥まで咥え込ませても大丈夫そうだ、と様々な思考を巡らせる。
すっかりとろけた様子の宮城に上がる口角が抑えきれず、今すぐここでぶち犯してやりたい衝動に駆られた。
しかし初えっちがホテルの浴室なんて、なにか変な癖がついてしまいそうだ。
シャワーを浴びるとは言ったが、今のところ宮城の穴をえっちするための穴に変えることしかしていない。
予想以上に自分に余裕がないことに気がついて笑みが溢れる。
好きな子を同意ありで抱ける、なんて最高な気分だろう。
「ん、こんなもんやろ。立てっか?ちょっとシャワーしてベッド行こな」
「んぅ…立でねぁー…腰抜げだ…」
「ヘタレやなぁ、すぐへばらんでや?」
「わがってるよぅ…」
かわいらしく浴室のタイルに座り込んでいる宮城にシャワーを当て、軽く洗ってやる。
犬みたいに大人しく洗われている宮城が可愛くて可愛くて、やっぱりここで抱いてしまおうかと妙な衝動を刺激され続けた。
自分も軽くシャワーを浴びたのち、大阪は宮城を運んでバスタオルに包み、水気を拭いてからベッドへと連れ込む。
ピンク色の、大阪にとっては見慣れたベッドや照明の中に、裸になった好きな子がいる。
(これ、結構クるわ…♡久々にええ子引っ掛けられてよかった〜♡)
りんごのように真っ赤な頬を撫で、柔らかい唇に己を重ねた。
「ん、ちゅッ…♡ぢゅッ♡」
「ぅむッ♡ぁ♡んんッ♡」
敏感になっているのか、キス一つでも声が溢れている。
舌をねじ込んで小さな口を舐め回してやれば、えろい顔を晒して掠れ声で自身の名を呼ぶ。
キス一つでこんな顔をするのか、こいつは。
「おーさか…♡はやぐ…♡も、がまんでぎねぁ…ッ♡」
「あーもう…なんでそんなえろいんや、お前は…♡でもあかん、先にゴムするから、もうちょっと待って?」
「やだぁ…」
「悪い子やなぁ…そんな悪い子にゃあ罰として、お前が俺にゴムつけて?手使うたらあかんよ、口でやって♡」
そう言ってゴムの入った小さな袋を渡し、宮城に咥えさせた。
「ん♡」
こくんと頷く宮城の従順さに、体に熱が籠るのを感じる。
器用に袋を口で開けてゴムを取り出し、ぽいとベッドの上に空の袋を捨てた。
そして中身を口に含み、既に起立しているそこをゴムで包む。
初めてにしては手際が良く、薄い膜越しにちろちろ舐めて、物欲しそうに上目遣いをされた。
「これでいい?♡な、はやぐ♡」
相手は初めてなのだから、 極めて優しく、ガラス細工を扱うようにしなければ。
内心、そんな些細な決め事をしていたのだが、宮城には必要ないらしい。
「…ええよ♡四つん這いなって俺ん方ケツ向けて♡」
「ん…おしょすい♡」
恥ずかしいと言いながらも、しっかり四つん這いになり、いやらしくお尻を振ってアピールしてきている。
もう手加減はしてやれない、する必要もないだろう。
そう思った大阪は、宮城のくぱくぱと微かに開いた穴の奥まで突き挿れる。
「ん゛ぉッッ♡♡♡」
きゅんと締まって蠢く腸内と胎を満たす大きな熱により、双方視界に火花が散った。
「はっ♡んへ♡なぃこぇッ♡きもちッ♡ 」
下を突き出した下品な顔を晒し、気持ち良さそうに甘い声を出す。
「〜〜〜♡処女喪失おめっとさん♡動くからちゃんと体勢維持してろ?♡」
細い腰を引っ掴んで、宮城の内臓を抉るように激しく動く。
「んお゛ぉお゛ッッ♡♡はげひッ♡はへッ♡お゛ッ♡」
破れそうなほどにシーツをぎゅうと握り、初めての快楽に脳を溶かした。
すぐに四肢へ力を込めることができなくなり、ただ快楽を受けて腰を突き上げる。
元々快楽に弱いとは自覚していたのだが、まさかこんな秒で堕ちてしまうとは。
まさに即落ち二コマレベルの速さで頭が真っ白になり、更に大阪を求めてカクカク腰を振ってしまう。
腰を揺らすと不意に良いところに当たったり、更に奥へ挿入ったり、とにかく気持ち良くて、止まらなくなった。
「はぁッ♡ははッ♡まだ、ナカキッツイなぁ♡こっから調教して、もっとえっちにしたろうなッ♡」
「はひッ♡ふ、ぇ♡なにぃッ?♡」
「頭いっぱいできもちええなぁ?♡飛ばんで ちゃんとちんぽ咥えとけ♡」
「んぁッ♡ふあ♡んぁいッ♡」
腰を突き上げて悦ぶ宮城を犯し、愉悦感に浸る。
好きな子を自分の思うがまま乱せることが、なんと気持ちの良いことか!
あぁ、ゴムなんてするんじゃなかった、生でこの暖かさとうねりを感じて、そうしたらもっと気持ち良くなれたかもしれないのに。
できると思っていなかった相手。
なのに今、運命の悪戯によって巡り合わされ、こうして身を重ねられている。
日頃から仕事を頑張っていてよかった、そしてその疲れを癒すために今、目の前の彼をただ犯す。
熱は思考を溶かし、大阪も宮城も快楽を求めることだけに集中していた。
「んぁ、イく…ッ♡ 」
「ナカッ♡ナカでらひてッ♡」
久々にヤって出したせいか、射精は長く続く。
「ん゛、ぅ♡ぁ゛〜〜〜〜〜ッッッ♡♡♡♡」
ゴム越しとはいえナカで出されて、宮城も幾度目かの軽イキから深く絶頂した。
きゅっと締まるナカに搾り取られて、余韻に浸りながら陰茎を引き抜く。
溢れ出たローションが愛液のように見え、えらく官能的に感じる。
「はぁ…宮城、もっかいヤらして…♡」
「ぇう…♡つかれだがら、だめ……////」
うつ伏せになってベッドに横たわる宮城は、消え入りそうな小さな声で言った。
「も〜、すぐへばらんでって言ったのに」
「仕方ねぁーべ…がおったものは疲れだの…」
「後処理せなぽんぽん痛なるぞ」
「子供扱いだっちゃ…」
「ま、まだ寝かさへんけど♡」
「はっ…!?」
大阪の悪癖が出ている。
今まで何人のセフレを作ったのか数知れず、そして早々に関係を切られた回数も数えきれない。
なぜなら体力が有り余りすぎて一回では終わらず、相手が嫌がっていても、興奮がいきすぎると襲ってしまうのである。
下手ではないから気持ち良くはあっても、それならきちんと合わせてくれる人を探した方がいい。
大阪は人当たりが良くても、悪い男なのだ。
「もうやぁぁぁッッ♡♡♡♡」
「またやってもた…やってしもた…」
宮城と体を重ねた翌日の夜。
大阪は自宅にて、酒とタバコをのんでいた。
「きらわれたぁ…ぜってえきらわれたぁぁぁ…!!!」
コンビニで買ってきた安酒と何本目かのタバコを持ち、宮城に嫌われたと1人で泣きじゃくる。
「うわぁぁぁぁぁ…最悪や…ほんまにあかんってあれはぁぁぁぁ…」
酔って呂律も回らないが、昨夜の行動がまずいことだったのはわかっている。
「ぐすっ…このまましんでやるぅぅぅ!!」
「うるさいっすよ兄貴!夜に騒がんでください!」
「ひょおご…」
リビングを占拠してギャンギャン泣く大阪の声に起こされ、兵庫が自室から降りてきた。
「うわっ、最悪な飲み方してる。タバコ吸いながらは禁止って言われたでしょ!俺によこしてください!」
「おまえがすいたいだけやんけ…1本につき20倍返しなぁ…」
「なんで1本もらうだけで一箱あげなきゃなんないんすか!全くもう…」
顔の赤い大阪からタバコを取り上げ、灰皿に押し付ける。
どれだけ吸ったのか、タバコの空箱と吸い殻が重なっていた。
「あー!ひょおごがおれのたばことったぁあ!!」
「もう酒もやめてくださいって、何があったんすか?」
「すきなコにきらわれたぁ…」
「はぁ…?それでこんな肝臓と肺をダブルキルするような飲み方してたんすか…?また内臓壊しますよ」
呆れたように兵庫が言えば、大阪はむくれてテーブルに突っ伏す。
「あーもう…ほんっとにどうしようもない人っすねぇ」
「落ち着きました?」
「おう…あんがと、兵庫」
水を飲ませてベランダから夜風に当たり、酔いも落ち着いた大阪。
ブランケットに包まりながら、静かな月の夜にて悩み相談室が開かれている。
「ええんすよ。それより、話聞かせてくださいよ。兄貴の失恋話参考にして、今度こそ長続きする彼女作るんで」
「サイッテー」
「どうとでも言えっす」
「…新しく、セフレ作ってん」
「ほう、久々っすね。今度はどんなやつっすか?女?男?褐色巨乳美少女?」
「おこぼれ貰おうとすんな!俺のやし」
深夜、男同士、色恋沙汰と なれば、必然的に少々シモの話になるのも致し方ない。
「んで、その新しいセフレってのがどうしたんすか?あ、もしや好きな子とやらにホテル出るとこでも見られました?」
「ちゃうちゃう。そのセフレが好きな子やったんや…」
ただでさえ小さな体を体育座りで丸め、か細い声で言う。
「これまた珍しい、今度は男に惚れたっすか。1発ヤって惚れるたぁ、兄貴もちょろくなりましたね 」
「うっさいわボケ。ネットで引っ掛けたのが、たまたまその子やったてだけ。そんなちょろい男ちゃうがな」
「の割にはひどい酔い方しとりましたけど」
「黙れい!…まあ、んでよ」
大阪はまた涙を浮かべ、話を続ける。
カチッとライターで火をつけ、兵庫はタバコを吸い始めていた。
「俺の悪癖、知っとるやろ」
「あー、相性の良い子やったら無理矢理でも満足するまでヤる っつー、レイプ犯みたいなあれっすか」
「ひどい言い草やでほんま。…その通りやけど」
「なんとなく読めたっすよ、好きな子が来てはっちゃけてもうて、気絶するまで抱き潰したんでしょ。そら嫌われますわな!」
「うぐっ…残念なことに大当たりや…」
わはは!と心底楽しそうに笑う兵庫にイラッとしつつ、図星を突かれてしゅんとする。
「そんな落ち込むくらい惚れ込むなんて、珍しいったらありゃしねえ。明日の天気は槍ですかねえ」
「お前、さっきからひどいぞ。俺でも傷つくんやぞ」
「でも下手に同情したら、兄貴が惨めすぎて可哀想なんで」
「言うようになりおって、こんにゃろう」
膝で小突いたが、ケラケラ笑われた。
月夜に2人、昨夜宮城を抱き潰していたのもこのくらいの時間だったろうか。
「兄貴ぃ、誰かは知んないすけど、直接嫌いだ!もう会いたくない!って言われたんすか?」
「…言われとらん。怖なって、後処理と金だけ払って先帰ってしもうた。なっさけない話やで、ほんまに…」
「…兄貴は、ちょっと恋を怖がりすぎっす」
大阪がガチ恋することは滅多にない。
都道府県という名は最近のものだが、それ以前から土地神のように長く…本当に永く生きてきた大阪は、見た目に反し大人なのである。
はっちゃけた若者に見えても、内心は一歩引いて人を好きになることがないようにしてきた。
それこそ何百年と前のあの日、その日、あんな日、今まで惚れてきた人間は何人もいたが、皆寿命には抗えない。
付き合って運良く嫁入りしてもらっても、結局は十数年でお別れしてきた。
「そら、怖くもなるやろ。今まで何人見送った思うてる。1人2人やない、何十人もや。人間っつーのはか弱い。お前や他の地方の親らだって、死ぬときゃ死ぬ。事故で、死に目にすら会えんかった子もおる…誰を好きになっても、み〜〜〜んないなくなってく」
「兄貴って、結構不器用っすよねえ。じゃあ俺とも姉御とも奈良さんとも仲良うしなけりゃええのに」
「…そらまた、違うってゆーか…」
「兄貴は人を失うのが怖いんじゃなくて、好きな人を作ることに怯えてると思うんですよ。あんたまさか、自分を好きになったやつみんな不幸になる、死ぬ、とか思っとらんでしょうね?そんな漫画みたいなクソ自己中思考、直ちにゴミ箱行きしてください」
「兵庫、やから…」
「だってそうじゃないっすか!東京が生まれた時、離れてんだから関係を断って可愛がらんこともできた。別れんのが怖いなら、最初からそうしてるでしょ。でも違う、兄貴は東京を可愛がって、仲良うなって、失うかもしれないってどっかで思いながら付き合い続けてる。恋愛も一緒って、なんでわかんないんすか?」
きっと酒のせいだ、頭が回らないのは。
「さっきの言い方からして、好きな子は俺ら都道府県の中の誰かか、国でしょう。なら、兄貴と寿命は変わりません」
「わかってる…んなのわかっとる!!でも嫌われてもうたらお終いや!」
「さっき兄貴言ったでしょ!嫌いってはっきり言われたわけでもないのに、そんな泣くくらい好きな子のこと簡単に諦めてええんか!このバカ兄貴!」
「っ…」
「とにかく、一回告ってくださいね。急げとは言わないので。またヤってくれるか、デート誘って付き合ってくれたら、少なくとも嫌われてはないはずっすから」
「…いつのまにか、お前も随分なこと言うようになったやんけ。おっしゃ、やったるわ!天下の台所大阪様が、男1人口説き落とせんで何が西の首都やっちゅうねん!」
「その意気っすよ!」
タバコの煙が漂う星月夜。
覚悟を決め、大阪はスマホを開いてDM画面へ飛ぶ。
『いつ空いてる?』
たった一言、されど一言。
こんなに深い夜なのだから、すぐの返事は期待はしていない。
少し猶予が欲しかったから、今送ったのだ。
「さ、もう寝るで。良い子はおねんねの時間や」
「え〜、あと1本だけ!」
「お前なぁ…」
どちらからともなく、夜に合わせた控えめな笑い声が漏れた。
朝になり、宮城はまだズキズキと痛む腰をさすりながら目を覚ます。
先日は随分と激しくされたものだが、快楽に弱いこの男は特に気にしていなかった。
そう、宮城がスヤスヤ眠っていた頃、大阪は荒れに荒れて肝臓と肺を嬲り殺すようなひどいのみ方と酔い方をしていたにも関わらずだ。
うーんと伸びをして、朝日に目を細めている。
「んぁ…なんかメッセージぎでる…」
寝ぼけ眼を擦って携帯を確認すれば、それは腰痛の原因である大阪からのものであった。
「いづ空いでる…かぁ。こいな短期間で何度もヤられぢゃ、僕の体たががねぁーってば。全ぐ、元気すぎるんだがら…」
そうは言いながら予定を思い出し確認してしまっているのだから、自分は結構律儀なタイプなのかもしれない。
『三日後なら暇だよ』
『◯×広場の銅像で待ち合わせな。13時くらいでええか? 』
「返信早っ!え、しかも真昼間?ほいな長ぐするの?腰痛がひどぐなる〜…まあいいども」
『いいよ』
大阪がどんな気持ちでメッセージを送っているのかも知らない宮城は、平然とそう返した。
「…ふふ、ちょっと楽しみがも」
今まで苦手だった大阪と関わり、こうして連絡を取っている。
くすくすと楽しそうに笑いながら、ようやく布団中から出て来られた。
三日後、広場には逢瀬する大阪と宮城の姿がある。
「宮城、この前はすまんかった…俺の悪い癖や、体大丈夫か?」
「うん、心配してけでどうも。もうだいぶマシだっちゃ」
「そんならよかった!…本題、なんやけどさ」
それまでしっかり目を見て話していた大阪は、急に目を逸らした。
この前のようにぐいぐい攻めてくるわけではないらしい。
「…先に言っとくとな、俺、お前のことが好きなんや」
「!」
「やから正直、四日前お前を抱けたのが不思議で、興奮して、結果止まらんようになって…ほんま世話ないわ」
苦笑する大阪に何も言えず、宮城は黙って言葉の続きを待った。
連絡が来た当初はまた抱かれるかも〜だなんて、不埒な期待をしていたことに少し反省する。
「あ、もちろん抱いたら相性良かったから好きって話ちゃうよ?!元々好きやったんに、お前がネットで引っかかったからびっくりしただけやからな!」
「わがってるよ。大阪はほいな単純な性格でねぁーもんね」
「ならええわ…で、まあ、お前のことが好きって言ったな?付き合うかどうかは、まだ決めんでええ。急かすつもりもない」
「そうなの?」
「そら、いきなり俺みたいなんに告られても困るやろ。そこら辺は流石に弁えとるもんで。やし、もしいつかええなら…
「僕は今がらでもいいよ」
え?」
「大阪のごど、正直苦手だど思ってだんだ。でもね、本当は面倒見良ぐで優しいごどぐらいどっくに知ってっから」
大阪の手を握り、宮城は笑って言った。
「これがらよろすくね、大阪!」
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うひょおおおあああ👏😭😭😭😭↑↑↑↑ えちちだあ!えっちぃだ!!💕💕処女宮城ちゃんとヤリチン大阪くん… もうまず設定が好きすぐる……🥰🥰💕💕1000年以上もヤってるとか、体力バケモンだし、サラッと処女取ってくのイケメソですやん……この後は一生ヤられてそうですね😊うへ…( ◜ω◝ ) 宮城くんもう君はドMだね!! Mっ気がある宮城くんと悪癖がある大阪くんの関係がすきすぐる……♡♡🥹
宮城が可愛いよ〜!!大阪があんだけ重い話をしていたのに、話題の本人があんまり気にして無かったオチなの可愛かったです☆というか宮城スゲェ呑気、、、そして大阪の宮城に対する思いが尊すぎて目が潰れました☆もうほんっと、、、!幸せになってほしいなぁ、、、次のセッ◯スは多分キジョウイだな() これから大阪の飲酒&喫煙〜二つの臓器にノックアウト〜な飲み方を一緒に矯正していくんでしょうかね、、、良い夫婦になれよ📣
ありがとうございます!! めっちゃ尊い、、😇💕👍 もう大満足すぎて昇天しそうです(?) ほんっっっっっっっとうにありがとうございました!!! 最高でした!👍❤️