/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
シェアする/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
シェアするテラーノベル
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
シェアする電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！
ニュース番組の速報テロップが、全国に流れた。”Aぇ! groupに新メンバー加入！？“せーちゃん”って一体誰？”
翌朝には、ワイドショーでも連日放送。
SNSでは”#せーちゃん新メンバー”“#謎の子供”などがトレンド入り。
『終わった……もう完全に全国区や……』
晶哉が頭を抱える。
〈これ、笑い事ちゃうで。ファンが真実求めとる。〉
【もう……隠されへんな。】
リチャードの一言で、楽屋の空気が静まり返った。
みんなの視線が、小さなソファに座る誠也に向けられる。
「……俺のせいやな。あの飴、勝手に食べたから。」
《せーちゃん……》
「でも、ほんまのこと言わなあかんよな？」
そう言って立ち上がったせーちゃんの表情は、どこか大人びていた。
翌日、Aぇ! groupは緊急会見を開いた。
報道陣が押し寄せ、カメラのフラッシュが飛び交う。
《新メンバーについて、真実をお話しします。》
代表して健がマイクを握る。
《この子は新メンバーではありません。末澤誠也本人です。》
会場が一瞬でざわつく。
記者の声が飛び交う
“どういうことですか？”
“ドッキリですか？”
“CGでは？”
〈信じてもらえへんやろうけど……〉と良規が苦笑いしながら続ける。
〈実は、誠也くんが楽屋で“謎の飴”を食べた後、こうなってもうたんです。〉
笑いが起きる記者席。
だが、せーちゃんは真剣な顔で前を向いた。
「ホンマなんやで。俺、末澤誠也や。ほんで……早く元に戻りたいねん。」
やがて、その動画がSNSで拡散されると、意外な反応が次々と上がった。
“信じる！だって誠也くんの声そのままやもん！”
“飴で小さくなるとか、漫画みたいで好きすぎるw”
”#せーちゃんを元に戻そうプロジェクト”
そして……
その中に一つの気になる投稿が現れる。
“その飴、“夢ノ雫キャンディ”じゃない？ 昔、CM撮影用に作られた小道具で、本当は試作品のまま廃棄されたはず……。もしそれなら、解除には“もう一つの飴”が必要。”
『もう1つの飴……？』
晶哉がスマホを見つめ呟く。
〈つまり……その飴を見つければ、せーちゃん元に戻れるってことか。〉
《よっしゃ！探そ！せーちゃんを元に戻す旅、開幕や！》
小さく拳を上げる健。
せーちゃんは笑ってうなずいた。
【……ほな、Aぇ! group全員で取り返しに行こか！】
次なる物語が、静かに動き出した。
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ