孤独で不安で仕方がない

おはよ2作品目だよ☺️☺️

⚠️注意⚠️

･nmmn注意

･キャラ崩壊注意

･通報しないで欲しいです

･運営さん愛してます

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ソファでは、いむがないこの手を握ったまま、こくりこくりと寝落ちしていた。

リビングでは悠佑、いふ、りうら、初兎の４人が今日の仕事の分担について静かに話し合っていた。

しばらくするといむのまつ毛がぴくっと動いた。

ゆっくり顔を上げて、

寝ぼけた目で自分の手を見下ろす。

そこには、

まだ寝ているないこの手が、

弱く、でも確かに握られていた。

いむはそっと手をほどいて、

音を立てないように立ち上がる。

その瞬間、４人と目が合った。

水「……あ、みんな……おはよう……」

声はまだ掠れてるのに、

気遣いの微笑みがちゃんと乗ってる。

悠佑が小声で返す。

黒「おはよう。寝れたか？」

いむは頷きながら目を擦った。

水「……ｺｸｺｸｯ、」

いふが近寄ってきて、

肩をぽんと叩く。

青「お前も偉いな。よく付き添った」

いむは照れたみたいに

水「えへへ……」

って小さく笑った。

初兎も軽く手を振り、りうらも立ち上がって手を振った。

赤「おはよー、ほとけっち寝癖すごいよ？」

水「うそ！？」

って慌てて髪触るいむに、

赤「うそでーすw」

とりうらがけらけら笑った。

そんな和やかな空気が流れた頃、

ソファの上で、ないこがもぞっ……と動いた。

いむがはっと振り返る。

ないこはゆっくりまぶたを開け、

焦点の合わない目で周りをキョロキョロ。

その顔はまだ少し怯えてるみたいで、

寝起きでも不安が抜けてないのが分かる。

そして、

ゆっくり体を起こしてこちらに来たと思ったら

すぐそばにいたいむの腕を、ぎゅっ……て掴んだ。

そのまま胸元に顔うずめて、

小さな声で、

桃「……おはよ……」

いむは少し驚いたけど、

すぐに優しく微笑んで、

水「ないちゃん、おはよう。起きれたんだね。えらいえらい」

ないこは返事もできないまま、

ぎゅ…っといむにくっついたまま震えていた。

りうらがそっと近寄ってきて、

頭をぽん、と撫でる。

赤「ないくん、まだ寝ててもよかったのに。もう寝なくて大丈夫？」

桃「ん、、ｺｸｯ」

初兎も柔らかい声で。

紫「ないちゃん、しんどなったらすぐ言うんよ？ここにおるから」

悠佑はキッチンからゆっくり歩いて来て、

優しく肩にタオルケットかけてあげた。

黒「無理せんでええよ。今日はずっと俺らの内の誰かが傍にいれるようにスケジュール組んだから」

ないこは全員の顔を見ようとして、

でも恥ずかしいのか胸元に顔を隠したまま、

小さく一言だけ。

桃「……みんな……ぁりがと……」

その声が震えとって、

聞いた４人の胸がきゅっと締め付けられるほどだった。

昼近く。

りうら･いふ･悠佑は仕事に向かっていって、

家には初兎・いむ・ないこの３人だけが残った。

ないこはリビングのソファで、

ブランケットにくるまって静かにテレビ眺めてた。

初兎はいむと別室で作業しながら、

ときどき様子見に来て軽くお話してまた退室してを繰り返していた。

そのときだった。

突然、空気を裂くみたいに雷鳴がとどろいた。

ガラガラッ……！

続いて、窓を叩くような豪雨。

ないこの身体がびくっ……と跳ねた。

呼吸が一気に荒くなる。

胸を押さえて、目がぐるぐる動いて、

声にならない声で、

桃「……や……や、だ……っ……！」

雷と雨音が混じって、

幻聴と境界が曖昧になっていく。

助け呼ばな、と思うのに声が出ない。

いむも初兎も別室にいて遠い。

足が震えてうまく立てない。

それでも、必死にソファから立ち上がって、

ふらっ……ふら……と揺れながら歩く。

手は何かを掴もうとして空を探し、

目は涙で潤んで視界が歪んでいく。

桃「むり……むりむり……やだ……こわい……っ……泣」

そのまま玄関近くの廊下を通って、

ないこは寝室の前までよろよろ。

壁に手をつきながら、

クローゼットの前で膝が折れた。

がちゃ……

震える手でクローゼットの取っ手を開けて、

そのまま中に滑り込むように入る。

服の匂いと暗さに包まれた瞬間、

心臓がばくばく跳ねて、

涙がとめどなく溢れて、

声が潰れる。

ないこは体育座りで小さく縮こまって、

両耳を塞いで、泣きながら浅い呼吸を繰り返した。

桃「やだ……いや……こわい……うるさい……っ……助けて……っ……泣」

身体が震えて、

爪が手のひらに食い込むくらいぎゅっと握って、

閉じたクローゼットの闇の中で耐えていた。

その間も雷は鳴り、

窓を叩く雨の音が反響して、

現実と幻聴の境界が完全にぼやけていく。

ないこはひたすら小さく泣きながら、

自分を守るみたいに丸く縮こまっていた。

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この連載いくらでも書ける。どうやって切ろうか悩み。