wki side
遅い。遅い。あきらかに遅すぎる。
コンビニ行くだけでこんなにも遅いのはおかしい。
元貴がコンビニ行くと言って家を出てから早1時間。
お目当てのものが売り切れていたとしても、連絡が入るだろう。『売り切れてて別店舗行くから遅くなる』と。
ここからコンビニまでそう遠くない。
なのになんで……
もしかして……………誘拐?
いやありえる。
けど…大通りを通って元貴は行くはずだし……
どれだけ「誘拐」に結びつかないように自分に言い訳をしても、やはり誘拐しか思い浮かばない。
いても立ってもいられなくなった俺は、気づいたときには外に出ていた。
w「元貴ー!!」
俺は人通りが少ない場所を探し回った。
今日の天気は雨。
一応傘はさしているが、走っていると上手くさせない。
そして髪は濡れる。
濡れた髪を鬱陶しく思いながらも、そんなのに構っている暇など持ち合わせていない。
今は元貴が最優先だ。
w「もときっ、ほんとにどこ行っちゃったのっ、!」
元貴を探し続けて10分。
まだ10分しか探していないのに、もう息切れしてしまっている、
己の体力のなさに苛つきながらも、必死に元貴を探す。
もう自分の靴はグジョグジョに塗れてしまっている。
もうダメなのかな……と絶望感に浸っていると、すぐそばの路地裏から声が聞こえた。
「んぁっ、いっちゃう〜っ、泣」
この声…!
俺の耳に入ってきた声は元貴の声にそっくりだった。
だが、声色は明らかに行為中の元貴の声だった。
w(い、いや…もしかしたら別の人かも……)
そう思ったのも束の間、また路地裏から声が聞こえてきた。
m「わかいっ、たすけてっ、! 」
そこで俺は確信した。
やっぱり元貴だ。
元貴が危ない!!
俺はダッと走りだした。
w「待ってろ元貴っ、!」
路地裏を曲がるとそこには最悪な光景が広がっていた。
無理矢理行為をされている元貴、無理矢理行為をしている意味の分からないジジイ。
気づいたときには俺はそのジジイを殴っていた。
ドゴッッ゙
m「…!?!?え、わかい?」
w「ごめん遅くなって!!大丈夫?……な訳ないよね…。」
元貴は俺が来たことに驚いたのか目が大きく開いている。
おっさん「おいっ、お前誰だよ!いきなり殴ってきやがって……!! 」
w「それこっちの台詞な。何お前人の彼女に手出してんの? 」
おっさん「……ッ、」
w「警察呼んで欲しくなけりゃ早く失せろ」
おっさん「すっ、すいませんでした〜っ、」
俺はわざと低い声で言って、思いっきり睨んでやった。
それが効いたのか、ジジイはせっせと駆け足で去っていった。
〜身体も拭き、着替えた〜
w「アイツまじキモすぎだろ……、おぇっ…」
m「わっ、わかいありがとっ、…… 」
w「……ていうか、元貴も簡単に犯されすぎ。」
m「ぅ゙……それは……ごめんなさい…、」
w「はぁ。まぁ今回は俺が助けに来れたから良かったけd………は、?」
俺は話している途中に、会話を止めるレベルの衝撃的なモノを発見した。
w「ゴ、厶……?」
m「…!!ちょ、みないでっ、!//」
そう。
床に落ちていたビニール袋からは元貴のお目当てのグミと、ゴムがこんにちはと顔を出している。
w「え、なんで…?/」
m「…っ、わ、若井と帰ったらヤりたくて…買ったの………//」
w「はぁーっ、、」
ほんと、俺の彼女は罪だ。
ヤりたくてゴム買うとか……/
てか、元貴はこんなの絶対恥ずかしいから買わないはずなのに……相当シたかったんだろうな
m「だ、めだった……?//」
w「な訳ないでしょ。……ほら、早く帰るぞ」
グイッ
m「わっ、 」
m「んぁッ”♡もうむりっ゙、でないっ/」
w「まだまだいけるでしょ。ほらが〜んばれ?」(耳元
m「ひゃうっ゙ ♡”んんっ//あぁ〜っ、♡」
次回→久々の菊池&大森
コメント
19件
めっちゃもっくんかわええです😭次回楽しみすぎ💕
おっさんくたばれ 菊池と大森って字が見えた気がしたんだけど気のせいか!