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テオside
サビ組と英雄であるキョウヤと関わりを持ってホテルZの皆からも親しい中になり、表向きはホテルZの手伝いをしつつ、夜はサビ組の手伝い。
やることが無い日はワイルドゾーンに浸かり育成を楽しむ毎日。
平和だと思った。
こんな日が毎日続くと、勝手に思っていた。
ある日の夜中
その日はサビ組の依頼も、ホテルZの依頼もなく、遅くまでワイルドゾーンで経験値を集めていた。
テオ『今日はこの辺にして帰ろうか。』
ヨーギラスはるっ!と鳴いて俺の前を歩く。
まるで俺を守ってます、みたいなのがまた可愛いんだよなぁ……。
路地裏を過ぎようとしたら横から腕が伸びてきて引き摺られるかの様に引っ張られ投げ捨てられた。
テオ『何、誰だよお前。』
男は何も言わない。
テオ『今お姫様と帰る途中だったんだけど?俺が居ないと分かったらお姫様泣き喚くから、そこ退けよ。』
何も言わない男に対して舌打ちをしてそこに居る男を退かそうと手を出した瞬間。
男「ダメだよ、俺一人だと思った?」
首筋に注射器な様なものを刺され何かを入れられた。
目の前がグルグルと回って……立てない。
何だ、コレ…、視界が定まらない……。
男「ははっ、サビ組と英雄の知り合いなのに案外抜けてんだなぁ?」
そのままグイッと顎を掴まれて
男「まぁ、でも色男だし、このままオークション出す前に俺らで回すのもありかもなぁ?」
テオ『…ふざけんなッ、テメェらみたいな猿共の相手なんてしねぇよッ!』
そのまま男に唾を吐く。
男「この野郎ッ!巫山戯んなッ!」
腹部や背中ばかり蹴られて前髪を捕まれ起こされる。
男「なぁ、お前はこれから貴婦人達の奴隷や性奴隷として売られるんだよ、良かったなあ?生活は苦しくないぞ?」
ははっ、コイツらは何か誤解をしている。
テオ『それが現実なら良かったなぁ?』
男「何が言いたい?」
テオ『俺の恋人や英雄が何もしてない訳、ねぇだろ?』
建物の上から英雄。
路地を固めるかのようにサビ組。
男「お前ッ!ワザと引っかかったのかッ!」
テオ『ははっ、勿論。使えるものは使う、そこに信頼があれば尚更…な。』
男達は無事逮捕された。
これでやっと休める…と思いきや。
カラスバ「おうおう、急な連絡で驚いたわ、何や自分捕まるかもしれんから路地塞げって?何事かと思ったやんか!!」
キョウヤ「そうですよ!!俺も急な連絡でこの路地の上から降って来いなんてッ!俺じゃなきゃ自殺みたいなもんですよ!?」
テオ『すまんすまん、俺も急でよ、まさか男に路地裏に連れ込まれるなんて思っても無くてよ……、そこで信頼出来るお前らにお願いをしたんだ。いやー、スマホ弄るの大変だったんだから……。それに……。』
クラッと意識が飛かける。
カラスバ「…ッおい!テオ!」
テオ『…あはは、変な薬…盛られたんだよね……。どんな薬か分からんけど…アイツらが言ってたのはオークションに出す前に…回すって、言ってた……、だから…媚薬、見たいなやつだと…思う。』
カラスバ「このバカタレッ!何ではよ言わんねや!!」
テオ『お前ら忙しいんだろ……?俺は大丈夫……。何とかする……。』
キョウヤ「…それなら俺に任せてください。」
カラスバ「あ?巫山戯んなよ、テオの恋人は俺や。」
苦しそうなテオさんを見てからカラスバさんを見る。
キョウヤ「この件は明らかに俺とサビ組の問題です。でもホテルZは関係ないし、サビ組は色々と恨んでる人も多いはず、その間テオさんを無視する気ですか?」
カラスバside
確かにその通りや…、俺らは忙しくなる…。
つまり薬を抜けてやれん……。
ここは任せるしかないわ…。
カラスバ「…分かった。でも、テオの嫌がる事だけせんと約束してや。」
キョウヤ「勿論、俺はテオさんから言われた通りします。」
カラスバ「……、泣かせたら承知せんで。」
キョウヤ「当たり前でしょ?なんならカラスバさんから乗り換えたい〜って言われたらどうしましょ?」
カラスバ「このクソガキッ!!」
テオside
目を開ければ……、ここはホテルZの…キョウヤの部屋??
キョウヤ「あ、目覚めました?体調はどうですか?」
テオ『……多分、大丈夫。』
のそりと起き上がればまだ薬の影響か身体がゾワゾワする。
キョウヤ「……、俺外出てるんで、テオさん、処理出来そうですか?」
テオ『……ッ///や、やるだけ…やってみる。でも、外じゃなくていいッ!風呂場だけ貸してくれ…。』
キョウヤ「分かりました、何かあればすぐ言ってくださいね?」
in風呂場
あぁ言ったものの……、碌に自分の処理なんてした事ないのにッ!!
童貞舐めんなよッ!!!
取り敢えず……、カラスバが触れたように……同じ様な動きで……。
テオ『…ッ!』
無理無理無理ッ!!こんなん自分で扱えねぇよッ!自分の限界が分かってるからこそ、触れないッ、どうしよう……。
キョウヤにお願いするのも可笑しいし…何でカラスバ居ねぇんだよッ!
キョウヤ「テオさん?大丈夫ですか?あれから結構経ってますけど……治まりました?」
キョウヤ……、どうしよう…。
怖い、この熱が治まんないよ……。
キョウヤside
テオさんからの返事は無い、もしかしたら気絶でもしてるのか!?
キョウヤ「テオさんッ!開けますよッ!」
ガチャッと勢いで開ければ………。
キョウヤ「…えっ。」
目の前には背を向けて震える彼。
キョウヤ「テオさん?大丈夫ですか?」
ゆっくりテオさんに話し掛けると
テオ『……仕方、分かんない。』
キョウヤ「…へ?」
テオ『俺、自分でした事ない…だから少し触るのもッ怖くて……ッ、キョウヤ、助けてッ!』
カラスバさん。
俺悪くないからね??
テオさんが俺に、”俺に”助けを求めてるので。
救わせてもらいます。