テラーノベル
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「好きだよ」
はっきりとした声だった。
冗談でも、軽口でもない。
「最初に噛みつかれた時から」
「目、離せなくなった」
相馬は顔を上げられない。
「……最低」
「知ってる」
鷹宮は、少しだけ笑う。
「でもさ」
「期待させたの、俺だ」
一歩、距離が詰まる。
「だから逃げんな」
「好きなら、好きって言え」
長い沈黙。
風の音だけが、二人の間を流れる。
「……先輩ずるい」
小さな声。
「……好きになったに決まってんだろ」
その瞬間、鷹宮の手が止まった。
「触っていい?」
「……一回だけだからな」
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