ここは、ある少年の心の中。
この心界には二つの空間がある。
遥々とした空間。
空は真っ青なスカイブルー。
下を向けば、緑色、翠色、黄緑色、、、色んな草々がある。
太陽の光は眩しく、草色を照らしてくれる。
背の高い木々はなく、太陽の光を邪魔するものはいない。
暑くはない適温な気温。
風が草々を揺らし、爽快感を与えてくれる。
心界の少年は、そんな草々の上に立ち、沈痛な面持ちで向こう側を永遠と見続けていた。
遥々とした空間の向こう側。
空は真っ赤な紅色に染まっている。
下を向けば、漆黒色、茜色、赤色、紅色、、、空の色が写ったような華々が並んでいる。
太陽の光はなく、辺りは紅色の闇が広がっている。
悪質な雰囲気。
光がなく、なにも照らさないため、どんよりとした空気が漂う。
そんな中、少年の目線を無視するように下を向いている少女が居た。
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ふむふむなるほど(全く分からん)