テラーノベル
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翌日、はじめは転校先の小学校で同級生から「まるで古臭いババア」だと揶揄(やゆ)された。34歳の自分を10歳の外見に偽装するための、白のロリータ服は、彼女の『仮面』そのものだった。友人は一人もできなかった。廊下でぶつかった同級生に、大切な古い聖典を落としてしまう。タートルネックが不自然なのを見た。「何このクソみたいなタートルネックは?。」その言葉と、愛の不自然なタートルネックに触れようとする手が、はじめの過去の記憶を呼び覚ました。激しい暴動による身体拘束の跡を隠すためのタートルネック。それは、彼女のプライドを抉る行為だった。
「キィィィィィィィィィッ!」
耳をつんざくような奇声が、廊下に響き渡った。
自宅に戻ると、フィンリーが優しく愛を慰めた。「担任の先生から奇声を上げたんだって聞いたの。話せるようになったら、話せばいいからね。無理して学校に行かなくてもいいわよ。」フィンリーの慈愛に満ちた言葉は、はじめの心にわずかながらも安らぎを与えた。だが、それはすぐに消え去った。
ある日、家族で公園に行ったとき、いじめっ子たちと遭遇した。愛の鋭い眼差しは、復讐を誓う炎を燃やしていた。愛は音もなく背後に回り込み、ブランコを漕いでいるいじめっ子を突き落とした。いじめっ子が後ろに体重をかけるタイミングで愛は「ポンッ!」と背中を押したのだった。
突き落とされたいじめっ子の額がブランコの柵に「ガンッ!」と嫌な音とともに、いじめっ子が脳震盪(のうしんとう)を起こして気絶したのだった。愛の冷酷な瞳が、倒れ込むいじめっ子をじっと見つめている。その様子を目撃したトキは、両親にいじめのすべてを報告した。もちろんいじめっ子の両親にも報告した。問題ばかり起こす『愛』は、白川家にとって厄介な存在へと変わっていた。
白川夫妻は、愛に外出禁止を言い渡す。偽りの家族ごっこは、破滅への道を辿り始めていた。
汐「愛。君は今日から外へは一歩も出るな。僕たちは今回の件を黙って見過ごしてはいない。』といつも優しい汐は今回の一件で冷たくあしらうしかなかった。
一方で愛は悔しそうな表情を浮かべながらも黙って頷くしかなかった。
コメント
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ああ、第5話読んだよ…「キィィィィィィィィィッ!」のシーン、ゾッとしたわ。10歳の外見の裏に34歳の意識と暴動の痕跡があるって設定、すごく重い。タートルネックに触れようとする手が引き金になる流れ、うまいなあ。 フィンリーの優しさと、その後の復讐の冷たさのギャップも効いてる。脳震盪起こすまでやる強さ、34歳の大人の冷静さが混ざってて気持ち悪いけど惹かれるわ。偽装の仮面が剥がれていく感じ、続きが気になる🔥