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こんにちは、久しぶりです。
リアルの忙しさとネタがないのとで全然投稿出来ていませんт-т
書く度駄文になっていってる気がしますが、暖かい目で見てもらえると嬉しいです。
どうぞ。
——–キリトリ線——–
晴天の秋空の下、大学の学校祭開始を知らせる花火が上がった。構内には生徒が企画した様々な模擬店が並んでいる。コロナの影響で今までこういったイベントはすっかり身を潜めてたせいもあり、久しぶりのお祭り騒ぎに生徒側も客側もかなり浮き足立っているように見える。りうらも、花火が上がる前からワクワクした気持ちを抑えきれなかった。ライブみたいに舞台の上でみんなと盛り上がるのだって最高だけど、こうやって自分たちで企画してワイワイやるのもやっぱり楽しい。りうらのクラスの出し物は”動物の喫茶店”。うさぎや狼、リスなど、みんな様々な動物の耳やしっぽをつけて仮装をして給仕している。今のところ客はそれなりに入っていてまあ順調だ。「なあ、聞いた?3年のやってる給食喫茶、今行列出来てるんだって!」そろそろ昼が近づいて来た頃、クラスメイトが話しかけてきた。「えっ、やばいじゃん、負けちゃうじゃん。」「な!ここはやっぱりあれの出番だな。」うちの大学は集客数で順位を決める、というイベントもしていて、りうらのクラスも優勝を狙っていた。なので、集客のために奥の手だって考えていた。「て、ことでコレ、頼むな!」「よし、分かった。」クラスメイトに渡されたものをうけとり、りうらは控え室へと向かった。