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「なんで、、、」
「ん?どうしたの〜?」
「どうしてそんなに楽しそうなの?」
「え〜、まあ正直辛いよ。検査だって長いし、薬すごい量飲むし。でも人生楽しく生きなきゃ!」
春奈ちゃんはケロっという。そして、次に出た言葉は
「いいね、、、そんな気楽でさ、、、!!」
私は病室を出た。どうして、どうして。私だってあんなふうに楽しく生きたい。辛いけど、幸せ。そう思いたい。だけど思えない。もっと自分の心に余裕があったら、あんなことも思えるのだろうか、、、私の目からは涙が出る。
「これじゃあ昔の私と変わらないじゃんか、、、」
ー5年前ー
「嫌だ!!こんなに薬なんて飲みたくない!!」
「ゆあちゃん、、、」
この頃の私は薬を飲むのや、検査をするのを否定した。最終的には強制で飲まされたり、検査させられていた。
「うう、、、なんでこんな毎日苦しまなきゃいけないの、、、」
私は病室のベッドにうずくまる。すると、
「大丈夫。これを乗り越えて乗り越えてもっと乗り越えた先に楽しいことがたくさん待ってるよ。」
「、、、え?」
そこに居たのは2つ3つ離れた女子高生のような人だった。
「私も薬とか検査とかあるけど、きっとこれが終わったら、楽しいよ。薬だってもっと少なくなるし、検査も月に1回とかになる!」
「、、、そうなんですか?」
「うん!だから一緒に頑張ろ!」
そういったあの人は私とあった1週間後、心臓の病気が悪化してなくなった。
「、、、この人の楽しみを私が引き継ごう、、、!」
ーーーーー。
→続きは第4話で!