TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

内科?そんなの行かなくたってもう知ってる。

ストレス性の心臓病ってことくらい。


このままの進行じゃ卒業も出来ないことも。


『俺、は…心臓病です……もう少しで、1年経ちます。』


心臓病の余命は発症してから、約1年で死に至ることが多い。

そして、心不全になって死ぬことも少なくない。


俺は_________苦しくない死に方を望んだ。


苦しいのはもう嫌だ。


けど、神様は赦してなどくれずに、毎日、僕に苦痛を与える。


_________ねぇ、先生。

何故、苦しくない死に方を、学校では教えてくれないの。


そんな淡い疑問は頭の中で考えては、ポツリと消えてしまった。


柊「まだ生きれるかもしれない。期待すれば、何か____」


『楽に死ねるならば、期待はしますよ。』


先生は目を見開く。

もう期待など俺には残ってないんだ。


僕は笑う。


『…今日はありがとうございました…迷惑かけて、ごめんなさい。』


少し弱くなった声で、俺はそう言ってその場を立ち去る。


先生は、止まってた。


_________本当に、大切なことなんて、この世には無い。だって、誰も知らないから。




煙草の副流煙が自分の鼻腔を刺激した。

いつしか嗅いだことのある臭いであった。


そっと、後ろを向いた。

しかし、完全に向ききることは今の自分には不可能であった。


途中で、あっさりと辞めてしまった俺には、度胸がない。

そんなことを言われている気分になった。


胸がきゅうと締まる。俺は胸らへんの服を掴む。


呼吸が荒い。周りの視線が若干痛い。汗、すごいな。


あとは、えっと、えっと。


脳が上手く回ることを忘れた後、ぐるぐると頭がかき混ぜられているような気分に陥った。

loading

この作品はいかがでしたか?

220

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚