佐野 『…、んね、柔太朗 、』
『なんで そんな怒ってんの、』
山中 『別に ……、そんなんじゃない。』
怒りたい訳じゃないよ俺だって。
ただ、俺は 、…、手を繋ぐとか 不意に
距離を詰めてくるとか 、そういうことを
誰にでもやってる勇ちゃんが嫌いなだけ。
でもさ…、俺 、ほんと
自分勝手すぎるよね 。
付き合ってもないし勇ちゃんが俺のこと
どう思ってるかもわからないのに、
勝手に惚れて、勝手に傷ついて。
佐野 『ん…、?じゃあ、??』
山中 『 はやちゃんの、ことなんて……、』
佐野 『なに、え、? 俺 …??』
山中 『っ…、だから…、ッ …、
ッ…、やっぱ、もういい…、。』
もう 確実に勇ちゃんに嫌われた。
こんな自分勝手な奴、
誰が好きになるんだろうか、
山中 『はやちゃんは…、
俺のこと嫌いなんでしょ…、、』
これ以上勇ちゃんといると
俺がおかしくなる。
佐野 『はぁ、、?? 嫌いじゃねーよ 』
じゃあ、嫌いじゃなかったら…、
そう、俺の中で勝手に期待が膨らんでいく。
山中 『もういいよ…、ごめんね…、』
佐野 『はぁ???、何 ほんとお前 笑 』
勇ちゃんが悪いんじゃん。
俺をこんな気持ちにさせたのも、全部。
山中 『っ……、はやちゃんが…、
全部悪いんじゃん ッ……、/』
山中 『俺の気持ちなんて
知らないのに…、ッ……、 』
もう、恥ずかしいのかも
怒りたいのかも分からない。
全部全部、勇ちゃんのせい。
佐野 『は…、?俺のせい…、?』
山中 『っ……、』
佐野 『俺 、何もしてなくね…、? 』
ほんとに…、勇ちゃんのせいで……、
山中 『はやちゃんのせいだよ…、ッ…、』
佐野 『…、だから 何がだよ …、』
俺がこんな思いしてるのも全部、
勇ちゃんが、惚れさせてきたからじゃん
佐野 『 …、柔太朗………、』
ほんとに、何で俺は素直に
言えないんだろう 。
こんな自分が大嫌いだ、。
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