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『先生の名前はなんですか?』







昨日と同じように診察をしていたら







qnくんにそう聞かれた







「俺?俺はぼんじゅうる」







「昨日言わなかったっけ?」







『言ってないのか、自分が忘れているのかですね』







『*bn先生*』







…!?







qnくんが俺の名前を呼ぶとは思わなかった







単に気になっただけだろうと思っていたら







『…“先生”って呼んでたら紛らわしくなるからですから』







『決して仲良くなりたいとかそんなんじゃ…』







…ツンデレだ







典型的なツンデレだ







「…ふふっw」







『何笑ってるんですか、』







「いや〜、こんなにも漫画通りの子って居るんだねw」







「最近の子は違うのか〜」







『…え、bn先生何歳ですか?』







「…え?」







「それ今関係ないでしょw」







『…いや、最近の子がど〜こ〜って…』







「少なくとも俺の方が年上でしょ?」







『…まぁ、はい』







「だからよ」







『は、はぁ…』







“分かってなさそうだな”と思ったが言わない事にした







俺、えらいっ!!(???)







「…あ、そうだ」







『どうしました?』







「〈死ぬまでにやりたい100のこと〉って知ってる?」







『…いや、』







「なんかそういうの書けるノートがあるんだよね〜」







「やってみない?」







『心残り無くタヒにたいんで遠慮しておきます』







「…確かにそうね、」







『…でも、強いて言うなら、』







「強いて言うなら?」







見事なオウム返しだ







まぁ、続きが気になったから仕方がない







『…電華病が、治って欲しかったです…、ボソッ』







絶対治してみせるよ







そんな言葉は心の奥底にしまっておいた







“絶対”なんて言ったら、







助けられなかったときにどうなるか分からないから

「…」







掛ける言葉が見当たらず、







ただただ沈黙が流れていた







今日は、qnくんの事を知っただけで







病が治りそうな手がかりは見つからなかった







                  彼が消えるまで後5日

余命7日の一番星

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