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許可
翌朝。
病院の窓から柔らかな朝日が差し込んでいた。
👁️🗨️はベッドの上で穏やかに微笑んでいる。
看護師が部屋へ入る。
「顔色も良くなってきましたね。」
「はい。」
👁️🗨️は落ち着いた声で答えた。
「少し外の空気を吸いたいです。」
担当医は診察を終え、頷く。
「体調を考えると長時間は難しいですが、付き添いがいて、決められた時間内なら外出しても大丈夫ですよ。」
外出許可証が手渡される。
「ありがとうございます。」
その笑顔を見て、誰も異変には気づかなかった。
⸻
病院の廊下。
👁️🗨️は静かに歩く。
心の中では別のことを考えていた。
(催眠は解けた。)
(……そう思わせておけばいい。)
本当は、昨夜の出来事が気になって仕方がなかった。
🔥は何者なのか。
なぜ自分を橋へ連れて行ったのか。
答えを知りたかった。
⸻
午後。
外出時間。
病院の正面玄関を出る。
付き添いの執事は少し離れた場所で待機している。
「お時間になりましたらお戻りください。」
「分かりました。」
👁️🗨️は穏やかに頷き、一人で公園の方へ歩いていく。
しかし途中で人通りの少ない道へ曲がる。
「……ここなら。」
昨夜、🔥が立っていた場所を思い出しながら歩く。
夕暮れが近づく。
風が吹き抜ける。
その時。
「来ると思っていました。」
静かな声。
振り向くと、街灯の下に🔥が立っていた。
「やっぱり来たね。」
👁️🗨️は警戒しながら一歩距離を取る。
「あなたに聞きたいことがある。」
🔥は薄く微笑む。
「昨日のこと?」
「どうして私を橋へ連れて行ったの。」
しばらく沈黙が流れる。
🔥は視線を橋の方へ向ける。
「答えは簡単には話せない。」
「でも、君が知りたいと思って来たことは分かった。」
その瞬間。
少し離れた場所で、執事が👁️🗨️の姿を見失ったことに気づく。
通信機を取る。
「当主。」
「👁️🗨️様が予定の経路を外れました。」
屋敷で報告を受けたᲘ𐑼は短く答える。
「位置を確認。」
「見つけても騒ぎは起こすな。」
「まずは本人の安全を最優先に。」
執事は静かに頷き、人混みに紛れながら二人の様子を見守り始めた。
こと🎀🌌
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コメント
1件
あっ……119話、読了です。外出許可が出たけど、表向きは「催眠が解けたと思わせておく」っていうあたり、もう先行きが気になって仕方ないですね。しかも🔥の正体も、橋での出来事もまだ謎のままで、ここで執事が位置を報告する描写が入ったことで、新たな視点の緊張感が生まれている感じがします。この「誰も異変に気づかない」笑顔の裏側、すごく巧みで引き込まれました。続きが待ち遠しいです。